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映画#68『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
("Spider-Man: No Way Home")


監督:ジョン・ワッツ
原作:スタン・リー、スティーヴン・ディッコ『スパイダーマン』
出演:トム・ホランド、ゼンデイヤ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジェイコブ・バタロン、ジョン・ファヴロー、マリサ・トメイ、アンドリュー・ガーフィールド、トビー・マグワイア、他
配給:ソニー
公開:2021年12月17日(米国)2022年1月7日(日本)
上映時間:148分
製作国:アメリカ合衆国

Wikipediaより引用

全ての「親愛なる隣人」に捧ぐ。


時系列としては『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の直後の物語。全世界にスパイダーマンの正体がバラされる、という衝撃のラストから直接続く。

原作のコミックでも、サム・ライミ版スパイダーマンでも、マーク・ウェブ版スパイダーマンでも無かった異例の展開……「恋人のMJとかメイおばさんにバレたらどうしよう!?」なんていうレベルじゃないぐらいの大事件である。


先月公開の『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』にて終わりを迎えたフェーズ4。新しいヒーローが数多く登場、更にドラマシリーズも開始されたことで、MCUは新たなるスタートを切ったと言えるだろう。

「フェーズ4で一番良かった作品は何か」と言う質問に、回答者ほぼ全員がこう口にした……「『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が一番面白かった」と。

詳しいことは後述するが、今作はまさしくスパイダーマンを愛するものたちに向けられた作品だと言える。


その一つが、歴代のスパイダーマンのヴィランたちが集結したというものだ。これは予告編が公開されてから大々的にPRされてきた要素だが、マルチバースという設定がフェーズ4から盛り込まれるようになって、初めて実現可能となった要素である。

演じる俳優も当時のまま(一部はアフレコのみ)。いくら何でも豪華すぎ。

『スパイダーマン』よりグリーン・ゴブリン
『スパイダーマン2』よりドクター・オクトパス
『スパイダーマン3』よりサンドマン
『アメイジング・スパイダーマン』よりリザード
『アメイジング・スパイダーマン2』よりエレクトロ

他のヒーロー映画においても、過去作の敵たちが一堂に会するなんていう事例はほぼない。これだけでもこの映画がどれだけヤバいか……お分かり頂けるだろう。

(更に言えばこんな大作が2022年のほぼ最初に公開されたってのがもっとヤバい。カロリーが高すぎる。


……そして今だから言える。過去作からやって来たのはヴィラン達だけではない。なんと過去作のスパイダーマンも、この世界にやってきたのだ。

トビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールド、トム・ホランド。
歴代スパイダーマン、ここに大集合。嗚呼、この時代に生きていて良かった

これに関しては全く事前情報が無かった為、公開されるや否や全世界がこの夢の共演に熱狂した。私も公開当時ネタバレなしでリアタイで観に行ったが、それはもう興奮が治らなかった。

(隣で一緒に観ていた友人と手を握り合いながら感激に身を震わせていたのを今でも覚えている。笑)


過去の記事で今作を2022年上半期1位に選択したのも、やはりサプライズの大きさが何よりも強い。ここだけの話、本当はこれも記事にしたかったけど書きたいことが多すぎて逆に書けなくなってしまっていた

過去作の主役・悪役のサプライズ出演というあまりにもゴージャスすぎた今作、だがそれだけでなくしっかりと「MCU版スパイダーマン」であるピーターの成長も描いている。

「スパイダーマン=ピーター・パーカー」ではなく「ピーター・パーカーそのもの」の存在が忘れ去られてしまった世界……そんな彼がもう一度立ち上がり、孤独に戦い続ける真のスパイダーマンとして生きていく……彼は今後、どんな存在になっていくのか。楽しみで仕方ない。


ようやく今作を記事にすることができた。何だかスッキリしたような気分。てゆーか早くアバター観たいなぁ……時間ないなぁ……(泣)

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