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映画#87『ワイルド・スピード MEGA MAX』

『ワイルド・スピード MEGA MAX』
(”Fast Five")

監督:ジャスティン・リン
出演:ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ジョーダナ・ブリュースター、ドウェイン・ジョンソン、タイリース・ギブソン、クリス・”リュダクリス”・ブリッジス、サン・カン、ガル・ガドット、マット・シュルツ、デゴ・カルデロン、ドン・オマール、エルサ・パタキー、ホアキン・デ・アルメイダ、他
製作会社:オリジナル・フィルム
配給会社:ユニバーサル(米国)東宝東和(日本)
公開:2011年4月29日(米国)10月1日(日本)
上映時間:130分
製作国:アメリカ合衆国

Wikipediaより引用

【あらすじ】
指名手配犯のドミニク(ヴィン・ディーゼル)と、彼を脱獄させた元FBI捜査官ブライアン(ポール・ウォーカー)。“お尋ね者”として追われる身となった彼らは、厳重に張り巡らされた捜査網といくつもの国境を越え、共に南米の地に降り立った。 ブラジルの裏社会に身を隠しながら、持ち前のドライビング・テクニックを生かし、超高級車の強奪など命がけのヤマをこなしていく2人。しかし彼らは、逃亡生活から抜け出し永遠の自由を得るために、裏社会を牛耳る黒幕から1億ドルを奪うという、あまりにも無謀な最後の賭けに出る。難攻不落の厳重なセキュリティを破り大金を盗みだすために、彼らは世界中に散らばる凄腕レーサーを招集。強烈な個性と超絶ドライビング・テクニックが交わるドリーム・チームを結成し、常識を覆す手口の大金強奪ミッションに挑む。しかしそんな彼らの計画の前に、FBI特別捜査官・ホブス(ザ・ロック)が立ちはだかる・・・。 果たして彼らは、激しい追跡の手から逃げ切る事が出来るのか―?そして最高難易度の強奪作戦を成功させ、永遠の自由を得ることが出来るのか―?

Filmarksより抜粋

過去最高に無謀かつ壮大な強奪計画。
集いし最強の仲間達。立ちはだかる最強の敵達。
最高にエキサイティングでゴージャスでデンジャーな物語の幕が開いた。


過去作『X2』『X3 TOKYO DRIFT』『MAX』に出演した主要キャストらが再集合。

その豪華さは正に『アベンジャーズ』のよう……更にそれに乗じて、カーアクションもよりインパクトのあるものへと進化。

ワイスピシリーズは『MAX』を皮切りにレース以外のカーアクションが顕著になっていくのだが、

今作はそんな特徴がより際立ったタイトルだと言えるだろう。


更に物語のスケールもより壮大なものになり、

主人公の1人であるポールと、もう1人の主人公ドミニクの妹であるミアが子供を孕ったことで、

これっきりで足を洗う、と意を決した「ファミリー」は、リオデジャネイロに眠る闇金・総額1億ドルを強奪する計画を立てる。

(よくシリーズで耳にする「ファミリー」という単語は、今作から度々使われるようになった)

成功確率はゼロに等しく、だがもしうまくいけば将来は未来永劫安泰となる……

そんな最後のヤマを成すべく、壮大な作戦が始まるのだった。


だがそこに立ち塞がるは「最強の捜査官」ことルーク・ホブズ。

演じるのは、かの有名なドウェイン・ジョンソン(通称「ザ・ロック」)。

ヴィン・ディーゼルを超えるレベルのガタイの良さ。

強く、冷徹で、しかし仲間のために怒ることができるナイスガイ。

今作から初登場のキャラだが、これを機に人気が大爆発。

後にスピンオフ作品が制作される程に著名となった。


ブライアン、ドミニク、ミア、ローマン、テズ、ジゼル、ハン、テゴ、リオ。

個性すぎるメンバーによって遂行される作戦は観ていて非常に痛快。

シリアスもギャグもいい塩梅に取り入れられている為、娯楽作としてかなり良い出来に仕上がっていると感じた。

個人的にはブライアン、ドミニク、ローマン、ハンの4人がパトカーで即興のゼロヨンレースを行うのが燃えた。

今では初期の頃と比べ作風が一変したワイスピだけれど、

たまには初心の頃に立ち返ってこういうのもやって欲しいなぁ、って感じ。


仲間を大勢喪ったホブズがファミリーに加担、巨大かつ鈍重な金庫を引き摺りながら繰り広げられるカーチェイス。

そんな「ワイスピ節」全開なアクションシーンを経て、最後にはホブズすらも騙してみせたというオチ。

「してやられた」と高笑いするホブズ、これには我々もつられて笑ってしまうこと間違いなし。


長々と書いたけれど、今の所今作がダントツで面白かった。

観た後の満足感が凄いというか……

終わった後の余韻も今作が一番グッときた。

果たしてこれを超える『ワイスピ』はあるのか。

それではまた、次の映画にて。

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