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映画#82『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』

『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』
("The Fast and the Furious: Tokyo Drift”)


監督:ジャスティン・リン
出演:ルーカス・ブラック、バウ・ワウ、ナタリー・ケリー、ブライアン・ティー、サン・カン、レオナルド・ナム、ブライアン・グッドマン、千葉真一、他
配給:ユニバーサル
公開:2006年6月16日(米国)9月16日(日本)
上映時間:104分
製作国:アメリカ合衆国、ドイツ

Wikipediaより引用

【あらすじ】
無茶な暴走行為で地元にいられなくなった高校生ショーンは父親の駐留する東京へやってきた。ハイスクールで知り合った留学生のトゥインキーに連れられて、ショーンははじめて究極のドライブ・テク“ドリフト”に出会う。だがそれは、ドリフト・キングの異名をとる男、D.Kとの熾烈な戦いのはじまりでもあった。熱いカーマニアたちに囲まれ、ドリフト・テクを猛練習するショーン。そして激しいライバル心を燃やすD.K.ショーンとD.Kは、極限のドリフト・レースで勝負することになるが――!

Filmarksより抜粋

レース映画の金字塔『ワイスピ』シリーズ。

第3作目の舞台は我らが東京

煌びやかな東京の街を、爆速で駆け抜ける。


立ち位置としては番外編的な作品であり、既存のキャストは出てこない。

そのためかストーリーの流れも1、2作目とは少々異なっており、

「主人公がレース技術の極地たる「ドリフト走行」を会得し、成長していく」

という、王道的な展開に変化している。


タイトルにある通り、今作のメインテーマは「ドリフト」

知っての通り、車体を横滑りさせ急激なカーブなどを走行する技術である。

かなり複雑な技術を要するため、主人公は学校生活を送ると同時にドリフト走行の会得に明け暮れる訳である。


今作の監督であるジャスティン・リンは、とにかくこのドリフトの撮り方が上手い。

焦げ跡を残しながら地面と擦り合うタイヤの鋭い音、それと共に走り抜けてゆく車体……

どのシーンを切り抜いても一級品とさえ思えるカメラワークには脱帽せざるを得ない。

車のカッコ良さをここまで最大限に引き出しているのは、中々ないのではなかろうか……。


シリーズ全体としての評価を鑑みると、やはり他作品とはいい意味でも悪い意味でも異なっているため、やや賛否両論といった感じだ。

「ワイスピ」ではなく「単独の映画」として観るべき、というのは私としても腑に落ちた)

が、やはり先述したドリフトの魅せ方に関しては非常にクオリティが高く、

特に主人公にドリフト走行を叩き込んだ「ハン」というキャラクターは、シリーズの中でもかなりの人気を誇っている。

(残念ながら、作中で車の爆発により死亡してしまったが……)


個人的にも、『1』『X2』と観てきた中、今作はトップクラスで面白かった。

(バイトの休憩中にも鑑賞していたのだが、あまりのカッコ良さに終始ニヤけていた私は、側から見たら大分変人めいていただろう。笑)

それではまた、次の映画にて。

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