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Don't worry. Me too.


新卒2年目、24歳、地方の私立大学を卒業した私の転職活動は困難を極めている。



今日はウェブ面接があった。

一時間ほど、堅苦しくなくざっくばらんな質問会といった雰囲気だったが、なんか、多分、よくなかった。

緊張していたからとか、ウェブ面接が初めてだったからとか色々な理由はあるけれど企業に気圧されて、言ってることがしっちゃかめっちゃかだった。

猛省中だ。



そもそも転職を考え始めたきっかけは、土日休みのない今の仕事に嫌気がさしたからである。

労働形態に関しては内定を貰った段階で、いや応募した段階で納得し了承していた。

私も、そういう仕事なのだと理解していた。

ただ、最終面接の時に月に一回は土日休めるって言ったじゃねえかコノヤローと私はこの1年半ずっと不満を溜めてきた。

休めないならそう言ってくれよ、と。



正直、仕事にまつわる全ては運ゲーだと思っている。だって、入ってみないと自分に合う合わないなんて何一つわからないんだから。

思っていた会社と違った。

思ってた職務と違った。

思っていた同僚たちと違った。

思っていた働き方と違った。

誰かにとって素晴らしい会社でも、また別の誰かにとっては苦痛でしかないかもしれない。

そういうことが十分起こり得るからこそ、労働者には働く権利も辞める権利もある。

「そもそも、合う合わないで会社なんて選ぶもんじゃないよ。仕事ってそういうもんだよ」という意見はここでは聞かないものとする。

私にとっては労働をする上で、生きていく上で、自分に合った仕事だと自分が思えるかどうか、それが譲れない大事なことだからだ。

だからこそ、その小さな嘘が私にとっては会社からの裏切りであり、不信感であり、転職を決めた理由になった。

小さくない理由だったのだ。



ここでの言及は控えるが、実際は具体的なライフプランがあって、なぜいまの会社を辞めたくて、辞めてどういう働き方をしようと思っているのかちゃんと考えはある。

いろいろ考えた上での転職活動だ。

休みを返上して、精神に負担をかけて、それでも私は活動している。



もうめちゃめちゃにしんどい。

何がしんどいかって、社会にとってこんなに自分は価値がなかったんだと思い知ることがしんどすぎる。

いままで2社ほど書類審査で落ち、筆記試験で足切りにあっている。足切りにあった一つは大学職員だ。

まあ、私が企業の採用担当でもこんな低スペックな人間を入れたいかと言われたら入れないだろうなと思う。

別に特段悪いわけではないが、多分記憶に残るほどの「何か」がないのだ。

まさしく低スペック。

社会にとっては無価値な存在。

私はいままで何をやってきたんだろう。




全てが否定されたような気持ちになる。




冷静になれば、たまたま私と企業がマッチしなかっただけで運やタイミングなんかの要素もあるだろうけれど、こう何度も続くと流石にメンタルが崩壊しそうだ。

本当はいますぐ実家に帰って一晩中大泣きしたい。

明日の仕事なんかほっぽって全財産出来もしないパチンコでスってそのまま死んでしまいたい。

生きるために働いていて、その労働がこんなにも辛いならいっそ生きるのをやめてしまいたいとさえ思う。

ただ、そんな勇気はないし、全財産スッたら親へ自動車購入の借金を返せない。

東京へ上京した親友にも会えないままだ。

彼女はコロナウイルスのせいでもう1年近く会えていない。

せめて死ぬ前に彼女とぴーちくぱーちくお喋りをしてから死にたいし、きっとそれが出来る頃には別のやりたいことがあって死なないと思う。

人生って、そういうものだ。



長く書いていたら、ちょっとは今日の失敗も気持ちが軽くなった。

死ぬこと以外かすり傷なんてことは絶対にないし、死ぬより辛いことなんて沢山あるけど、人生のターニングポイントを無理やり作ってハッピーエンドを迎えるために。

なんなら、明日の朝ごはんのために、もう少しこの辛い転職活動を続けてみようと思う。

この記事は、転職活動に苦しむ全ての方に捧ぐ。



Don't worry. Me too.

大丈夫、私もよ。


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