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あなたが望む人生の選択肢を選ぶために
前回お話ししたように、自分自身が望む方向に注意の矛先を向けるように、リフレームすることで自分にとって良い選択肢に気がつくことができる。
そして、自分にとってより良い選択肢の採用を決断するためのモチベーションを強化する方法を紹介する。
それには「時間軸(タイムライン)」というNLPの考え方を使う。
「今」を起点として始まるタイムラインを引いて、そのタイムライン上のはるか遠い未来へ行ってみて、その未来から過去を振り返るのである。
「今」の私は、いつも遅刻していて、いつも焦っている。たとえば、セミナー開始1分前ギリギリで現地に到着している。
つぎに、「今」の私のタイムライン上のはるか遠い未来へ行ってみる。たとえば、あなたが今が三十歳だったとして、人生の最後を八十歳だとする。
これから先の五十年間は、同じ振る舞いを続けるものとして、八十歳までいって振り返ったときに、あなたはどう感じるのか。そうなる前にあなたはもう倒れてしまっているのかもしれない。
振り返る時に、自分自身に対して言葉を使って質問するのである。
「そんな人生を生きたいのかな?」
そうすれば、今、自分が本当に望んでいる振る舞いができているのか否かに気がつきやすくなる。
私の場合は、そうではなかった。なぜなら、自分は豊かな人生を送りたいのであるから。
私なりに、負担を増やすことなく、豊かな人生を送るにはどうしたらよいのか。
これは、前回のリフレーミングの話の通り、一時間前に空港に着く、という選択肢を選ぶことである。
余裕があることで、どうやって時間を使おうかしら、という新しい可能性が生まれ、たとえば、おいしいお茶を飲むこともできるし、私の好きなクロスワードパズルをすることもできる。
焦っている自分には、決してないものだと、気がついたのである。
つまり、焦っているときには、選択肢が「制限」されているのである。
言い換えると、私がいつも電車を追いかけていたら、何かを探索して新しいものを発見する時間もなければ、そのことを本当に味わう、楽しむということがまったくない。
それはとても「制限」的な選択である。
飛行機に乗り遅れることを経験するまで、このことを自覚することがなかった。ホテルにこもって長い時間を使ってリフレーミングをするまでは(笑)
まとめると、未来からその過去(今)を振り返ってみることで、自分が望んでいるような選択肢に気がつくことができ、今それを選択することを決断しやすいということである。
そのおかげで、私はいつでも電車に乗るときに二十分から三十分前にホームに着くことができるようになったし、セミナールームでも通常三十分から四十五分前に着いて、いろいろ問題をやったり、準備をしたりしている。
補足として、これらをNLPで説明をするとすれば、「バックトラック」と「フューチャー・ペーシング」というスキルを使っている。
未来に行って(フューチャー・ペーシング)、そこから過去を振り返る(バックトラック)、ただそれだけのことである。
さらに、未来(たとえば八十歳の自分)から見たそれ以前の全部の過去についてフューチャー・ペーシングをしていくことができると、それが自分の歴史になるので、これを「フューチャー・ヒストリーを作る」と呼んでおり、シンプルなフューチャー・ペーシングをすること以上にパワフルなモチベーションになる。
◆参考文献:クリスティーナ・ホール博士の言葉を変えると、人生が変わる NLPの言葉の使い方 2009 ~信念/観念と現実 より
クリスティーナ・ホール博士(Christina Hall Ph.D)
1978年、NLP開発者であるリチャード・バンドラー氏らによって設立された世界で最も歴史の長いNLP協会、The Society of NLPの現理事長。心理学・神経意味論言語学の博士号保持。
「究極の言葉の魔術師であり、NLPの発展に終わりがないことを証明し続ける人。NLPについて彼女に教えたことより、彼女から教わったことの方が多いと言えるだろう」By リチャード・バンドラー(NLP開発者)
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