「信念/観念」から中立でいる
私が知人たち六人と、とあるミニシアターに映画を観に行ったときのこと。映画を見終わったそのあとでコーヒーを飲みながら感想を話していた。
そこでは面白いことに話の食い違いがなんと多いことか。本当にみんな同じ映画を観ていたのだろうか、と言って笑ったほどである。
私にパートナーがあるシーンのことを語ったのだが、私はまったく覚えていない。
私はその映画『時計仕掛けのオレンジ』が特に好きだったわけではなかった。少し暴力的でもあったこともあった。
しかし、彼女はとてもその映画を気に