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なぜ企業は従業員に「学び」をさせる必要があるのか(1)

日本の大人はなぜ「学ばないか」を考えてみる

最近Facebookでシェアした記事に、珍しくコメント付きのリアクションが多かったので、前篇記事(上の記事)について改めてまとめ解説してみたいと思います。

こちらの記事は、
『リスキリングは経営課題~日本企業の「学びとキャリア」考~』(光文社新書)
の著者であるパーソル総合研究所の小林祐児・上席主任研究員とライターの方の対談です。

ポイント①:「勉強」と「成果」の刷り込み

少し簡単な数学の話をします。といっても数式は出てきませんのでご安心をw

私たちは、努力した分だけレベルが上げられると思っているが、、、

努力に投入した時間と、その効果について、恐らく大多数の人が上記のように、

「努力した分、効果が得られる」

というイメージを持っていると思います。
これは日本の国民が学校教育で長年刷り込まれてきた幻想です。

受験勉強や社会人になって資格試験の勉強をしていて気づく人も多いと思いますが、実際には努力に投入した時間と得られる効果は比例しなくて

  • 同じ努力を続けても効果が減っていく(専門用語で「逓減(ていげん)」と言います)か、

  • 最初は全く効果が出ないが、ある日突然効果が出る

ことになります。

つまり、「日本の大人が学ばない理由」の1つ目が、

日本の大人は、効果を得られるために努力に投下する時間が読めないことを前提としていない(=知らない)
⇒「学びはタイパ(タイムパフォーマンス=時間効率)が悪い

と思っているからです。

次回は日本の今までの企業の労働環境が従業員の「学び」を阻害してきたことを深掘りしようと思います。


本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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