サザエさん一家も食べた😋いずもやの鰻まむし(大阪市住吉区)
我が町・住吉の名物に【いずもや】の「鰻まむし」があります。1950(昭和25)年創業というから今年で71年目の老舗うなぎ屋さんです。外観からもその歴史が感じられます。
先週の9/24(金)と25(土)は出張で南海本線住吉大社駅から電車に乗る前にここで昼食してから行こうと思って行きましたが珍しく臨時休業でした😭
そして、本日9/28(火)も出張前に立ち寄ることに。11:30オープンの3分前に着くと既に6人のお客様が待っていました。
阪堺阪堺線の住吉停留所の我孫子道方面のホームの真ん前で、住吉っさん(住吉大社)からもすぐの立地です。
現在の暖簾には「鰻まむし いづもや」となっていますが。。。
暖簾上の木の看板には「うなぎ 出雲屋」と書いているのに今日気付きました😲店名は、今はひらがなで「いづもや」ですが、創業当時は「出雲屋」と漢字だったのでしょうか?
オープン2分前に暖簾が掛けられ、お客様も入店出来ました。私は7人目に入店~
お茶の提供と共に注文を伺うスタイルでしたが、大量にテイクアウトの予約が入っていたみたいで、その用意と並行してやってて11:45に注文が完了しました。
このメニューは9年前に撮ったものですが、今も値段が変わらずでビックリ😲2年前にも消費税が10%にアップしましたが変わっていないのです!! 尚、全て税込み価格です。
注文後26分で提供されました。待っている間にもお客さんが来店し、電話注文も頻繁にありました。今日は平日なのにホンと人気です!!
私は子供の頃からいづもやの鰻まむしを食べていますが、実は中で食べるのは今回が初めて。いつも弁当だけを買っていました。
注文したのは「鰻まむし」(600円)と「きも吸」(200円)です。キュウリの漬物も付いてきました。又、山椒も提供されました。
鰻の蒲焼には関東風、関西風の違いがあります。関東風は、背開きした鰻に串を打ち、白焼きにした鰻を蒸して脂を落としてから焼き上げます。一方、関西風は頭を落とさずに腹開きにした鰻に串を打ち、蒸さずにそのまま焼き上げます。
長年継ぎ足されている伝統の甘めのタレに浸けては焼きを繰り返して作る蒲焼きは本当に美味しいです。
いずもやでは生から紀州備長炭でじっくりと丁寧に焼き上げるので、小骨も気になりません。皮パリッと身はふんわり柔らかくタレもまろやか😋
ご飯がタレにまぶされているから「まぶし」と言うようです。鰻の脂汁と甘ダレが絶妙な味を醸しだしていて最高なんです😋山椒を掛けて味変させてもめちゃ美味しくて!! 尚、ご飯は柔らかく感じる口コミも多いようですが、私には程よいふつうの食感のように感じました。
本当にこの甘ダレの掛かったご飯が美味しくて、鰻が無くてもこれだけで十分食べられます(笑)
そうそう、鰻まむしには、600円、800円、1,000円、1,500円、2,000円と5段階あります。この値段の差は、鰻の量の違いです。
箱詰めではいつも600円のですが(画像の左)、一度800円のを注文したことがありました(画像の右)。何かで大成功した時にはリッチに2,000円のを注文してみたいです!!
きも吸のキモもプリップリッで満足しました😋キュウリの漬物も食感が良くて!!
店内はお客さんで混雑していて撮れませんでしたが、古い建物の天井や壁や梁と昭和の時代にタイムスリップ!! 電話は黒電話だし。。。YouTube動画「【激渋うなぎ】渋さ爆発!住吉大社前【うな重】『いづもや』創業60余年の老舗で【関西風】の香ばしい鰻を堪能した!」をご覧下さい~店内も、2,000円の鰻まむしも登場します!!
座席はカウンター席×4席、4名掛けテーブル席×4席の計20席です。16~16時半には売切れで閉店になることが多いようなので要注意です!!
さて、ここから漫画『サザエさん』の一家がいづもやの鰻まむしを食べたという話です。
「サザエさん 家族集合(年齢・学歴・家系図・都市伝説)」によると、マスオさんの実家は大阪の住吉区出身。住吉大社にほど近い古い住宅街にあり、傍を阪堺電気軌道の路面電車が通っているとか。
サザエさん一家がマスオさんの実家へ帰省した時のエピソードが一度だけあります。こちらは、1994(平成6)年発行の長谷川町子「サザエさん④」(朝日文庫)P.106・107ですが。。。「めいぶつはうなぎまむしやワ」と「鰻まむし」が登場しています。
住吉大社の近くで有名な鰻屋さんは「いずもや」の他、「川勝」もありますが、こちらは"関東風"の鰻屋さんで鰻まむしもありません。
住吉大社にほど近い古い住宅街にあり、傍を阪堺電気軌道の路面電車が通っていて、いづもやの鰻まむしが食べられるところは何処でしょうか?気になって調査したことがありました(笑)
あくまでも私の推測ですが、マスオさんの実家は阪堺阪堺線「細井川停留所」辺りにあるように思います。この昭和感のある民家とか見ていると。。。皆さんもここにマスオさんの実家があると思いませんか?
因みに、このチンチン電車が渡ろうとしている川は「細江川(現細井川)」と言って、大昔は万葉集にも詠まれる景勝地で、この川に仁徳天皇が開いたとされる日本最古の国際港「住吉津」があり、遣隋使、遣唐使もここから出発したとか。詳細はまた。
ということで、皆様も住吉っさん(住吉大社)にお参りの際はいづもやの鰻まむしを堪能して😋マスオさんも遊んだと思われる住吉っさん周辺を散策してみて下さい~まだまだ美味しいお店もあります!!
【いづもや】
住所 : 大阪市住吉区東粉浜3-29-1 地図
電話 : 06-6671-2768
営業時間 : 11:30~売切れ次第終了
土曜ランチ : ○
日曜ランチ : ○
定休日 : 水曜日
総席数▶20席(テーブル4席×4、カウンター4席)
駐車場▶無 ※ ※スグ隣にコインパーキング有り
阪堺阪堺線「住吉停留場」からすぐ
南海本線「住吉大社駅」西口から徒歩1分