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僕が本を読む理由

毎日noto5日目です。これまでのnoteで案外アンラーンしているなと思うことができています。

やはり自分の思考習慣を振り返ることは大事ですね。

さて、今日は僕が本を読む理由です。
本はよく読むほうだと思います。
昨年はまとめられなかったんですが、2021年と2022年は君羅文庫50選として、その年に読んだ本の中から特にいいなと思った本を紹介しています。

僕が本を読む3つの理由

自分の短い人生の経験値だけで、変化に富む現代の状況に対応し、正解のない問いを含む仕事に向かっていくのが到底無理だと思うので本を読んでいます。
本を読むことで、自分の短い人生経験をカバーし、豊かな経験値を得られると考えています。
皆さんも本読みましょう。
僕が本を読む具体的な理由は主に3つです。

1つ目 抽象化する力を身につけるため

本の内容をそのまま受け取るのではなく、本に書かれた内容を抽象化し、自分の仕事や生き方の具体に利用できるようにしています。

本の内容をそのまま実生活に役立てることは少なく、実際には本の内容を抽象化し、自身の置かれた環境や関係性の中に当てはめて現実の問題解決に役立たせようとしているからです。
自分が生きる今とは違う時代に書かれた本の内容をそのまま鵜呑みにして活用することはできません。本の要素を抽出し、抽象化した上で応用することが求められます。なぜ読書によって抽象化する力が身につくかというと、この本の内容を抽象化し、自身の置かれた環境や関係性の中に当てはめて現実の問題解決に役立たせようとするからです。
自身の経験値だけで、次々と起こる課題を解決していこうと考えたらとてもできません。本に書かれた著者や組織の経験値を抽象化して自身の課題解決に役立てるのです。

また、抽象化する力を身につけることは、to doではなくtobeを考えられるようになります。要素を分解して、個別の具体的なこと(to do)に取り組んでいくことはとてもわかりやすくて取り組み易いです。ただ、正解のある具体的なことに取り組むのは、機械やAIの方が得意ですし正確です。具体レベルでのみ考えて行動することだけをしていると、AIに取って変わられることが目に見えてきます。
人間に求められるのは、個別にはバラバラに見える具体的な事柄に対して、俯瞰して見つめ、そこに統一性や方向性を与えること(to be)だと思います。
これが抽象化する力だと思いますし、この力を養うために本を読むことが役立つと思います。

2つ目 言葉を手に入れるため

教員は、「言葉」で仕事をしています。相手を説得する、励ますといった機会に自分の人生における経験だけで得られた言葉だけでは頼りないですね。

学生さんや教員との会話の中で「確かに!」「そうですよね!」「先生に聞いてよかったです」と言われることがよくあります。この会話の中では、僕が本を読んでいたことで得られた言葉たちが役立っていたはずです。

本の中からたくさんの言葉をインプット・インストールしておくことで、その状況で使える語彙が増えるのだと思っています。言葉を手に入れるためにも本を読むこと大切にしています。

3つ目 忘れるために読む

これは理由というか、読み方の話です。本を読む時に躊躇している人の理由で「本の内容を全て覚えなきゃいけないと感じる」というのがあるそうです。
本の中身を細かくノートに書き出し、読んだからには知識として蓄えようということかもしれません。
このやり方は多くの本を読もうとすると破綻しますし、なにより肩肘張って本を読むというのも気が進みません。
むしろ忘れるために読む方が気負いなく本を読めますのでおすすめです。本を読むことで自分の無意識の倉庫に情報を一度入れておく。そうすると使える環境で思い出されたり、また読んでみようと本を引っ張り出してくることになります。これが大事です。

本は忘れるために読む、実践してみてください。

落合陽一先生の『忘れる読書』にも書かれていますので、ぜひ読んでみてください。


僕の本の読み方

最近は、ほとんどの本はkindleに入れて、iPhoneかiPadで読んでます。
通勤の電車の中で読むことが多いですが、毎日継続して多く読むためにオススメなのが、朝、目が覚めたら布団の中でkindleを開いて読んじゃうことです。毎朝10分くらい読み進められると、読む習慣となってぐんぐん本を読み進められます。冬の寒い朝なんかは、1時間くらい布団かぶって読んでいることもあります笑
夜、寝る前に本を開いても読み進められず寝ちゃうだよな〜って人に特にオススメです。

本棚の活用方法についてです。
紙の本で読んだ本は本棚にしまってあります。
これらをどう使うかというと、「これって、あの本に書いてあったよな?」などと思い出してめくる時に本棚から紙の本を取り出します。まさに「無意識の倉庫」として本棚を活用するわけです。
これはKindleよりも本棚の方が思い出すのに役立っています。実際のほんがそこに存在していることの重要性だと思います。

これからも本を読んで学んでいきたいですね。

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