366日紡ぐ【夜のうた】118日目 5月31日「眼差し」

「夜ってなにもかも闇で包んでしまうから
 実は包容力があるのかも」
そういって靴紐をいじる君
街灯が照らす
私はしゃがんでいる君を見て
なら私は闇になりたいと思った
君を包む闇に
ただやさしく

耳にかけた髪が
するりと落ちる



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