形だけのスキルでは人生の役に立たなかったので
コミュニケーションのスキルを教えている本や講座って山のようにありますよね。
わたしも実は、子供のころから人とのかかわり方や会話の交わし方が超ヘタクソ。それがずっとコンプレックスでした。
だから、その手の本をずいぶんと読んだし、セミナーも受けました。
ではそれで、きみこのコミュニケーション能力は上がったのか?
結果はというと……
ご想像通りだと思いますが答えは「いいえ!」です(笑)
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こういう時には、ああしなさい。
こんな心の持ち方をしましょう。
想像してみてくださいよ。
そんなことをいくら机の上で教わったところで、実際にそれを使えるのなんて最初の挨拶の時ぐらいです。
相手の顔をちゃんと見て、笑顔であいさつしましょう。
はいはい、その程度のことならば、もちろん実行できますよ。
でも、後に続く部分は、その時その時で状況は常に変化するわけです。
相手の反応だって十人十色。イレギュラーだらけです。
「ええと……こんな時にはどうすればいいんだっけ?」
そんなことを考えていたら会話が成り立ちませんよね。
そもそもが本で読んだことやセミナーで教わったことを全部覚えるなんてムリ!
でしょ?
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そして、どの本もどのセミナーも、結局言ってることはほとんど一緒です。
それで本当に解決するならコミュニケーションに悩む人は世の中からいなくなるはずだし、同じような本が繰り返し出るはずもない。
つまりは、語られていることが正しいとしても、それでは問題は解決しない!ということですよね。
というわけで、この問題についてはずっと放置していたんです。
もう、なるようになれ!のあきらめの境地(笑)
でも、です。
ある時を境に、このコミュニケーション・コンプレックスがみごとに消えました。
これは、上手になったということではないんです。
苦手意識が薄れたということです。
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何なのかというと、コミュニケーションの本質を知ったからです。
わたしたちが、どうやって世界を見ているのか。
その原理を知ったから。
学んだスキルがなぜ実人生で役に立たなかったかというと、この本質や原理の部分を知らなかったからなんだと分かったんです。
つまり、スキルやテクニックが表面的で形式的だったんですね。
「どうすればいいか」から入ってしまうと、原理や本質の理解は見過ごされてしまいがちです。
でも、そもそもの原理や本質を理解するところから始めれば、どうすればいいのかも理解できます。
そしてその気づきや理解は、かかわりのある他のことにも自然と応用できるようになります。
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世の中にハウツー本は溢れています。
でも、お手軽な上っ面のスキルを追い求めるのは時間と労力のムダです。
原理や仕組み、本質を学ぶこと。
それこそが、実はもっとも確実で、もっとも効果が高く、結果的に一番の近道になります。
4年ぐらい前から、オンラインでライティング講座を続けていますが、そこでは、ことばの本質的な性質と人の脳の仕組みについて、まず初めにお話しています。
なぜならそれが、ことばに関わる4つのスキル「書く・読む・話す・聞く」すべてに関わる土台だからです。
テクニックというものは、その土台があって初めて、確かな効果を発揮します。
それが本当に使える技を身に着けるということ。
そのためには、急がば回れ!
まずは土台を築く。これが王道ですね。
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日々を満たされて生きるために、いまわたしから始めるささやかな幸せ活動。
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