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コロナ禍そして脳溢血後遺症なう私・報告4

「感情失禁」って知ってます?

脳溢血後遺症の一つとして現れる症状です。
感情をコントロールする脳分野が出血や梗塞で障害されそのコントロールが十分にできない人格状態となります。
判り易い例として、お酒の席で、あの人は「笑い上戸だ」とか「泣き上戸」と言われることがありますね。これはアルコールが感情をコントロールする脳部位をマヒさせるために起こると考えられます。
私の場合は「泣き上戸」の「感情失禁」でした。


・入院中、家族と話している際、話題が女子アイススケートのAMに及ぶとなぜかワ〜ンと泣き出し、それもAMの話題のたびに繰り返したとのこと

・病室に一人きりでいるとき、見舞いに来た家族が廊下から近づいてくるとどこかで子供が大声でエ〜ンと泣いていると思って病室に入ると私が泣いていたことが数回あったと

・退院後通所で理学療法士と歩行リハビリをしている最中も片マヒの話題になると「ワアン、ワアン」と号泣することが何度かありました。


以上の泣きはすべて「感情失禁」と言われる後遺症です。

4年前から利用している通所(デイケア)に令和2年から利用し始めた40代後半の脳梗塞が原因の車椅子使用の片マヒ女性が注目を集めました。その理由は若さではなく、時々「ギャッハッハッ」と高笑いする声が響くからです。
何かのきっかけで笑いのスイッチが入りおかしくなり、大声で笑うことが繰り返され、それも止まらず、本人も困惑し、とても気にしていました。
落ち込んでいる彼女に、「この突然起きる止まらない笑いは脳梗塞の後遺症による感情失禁だから同じ状況を繰り返すうち時間の経過とともに改善してくることを、私の経験を話すと、それ以後よく話をしにくるようになりました。私との会話中は感情失禁による高笑いは全くありません。

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