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もっと、つくしの教室。


明石市は通級をことばの教室とつくしの教室に分けて実施しています。
前者はことばの問題に特化してます。後者は集団生活、日常生活支援になっています。
ここでは2年間通っていたつくしの教室についてです。


1.導入時の5つのねがい


つくしの教室は、導入時に申し込み理由、本人の生育歴の書類と好きなこと調べと5つのねがいを記入します。

我が子の5つのねがい(年中4歳)

1.話しかけに返答する。
2.言われたことを理解して実行する
3.あいさつを通して友だちと関わる
4.自分の気持ちを相手に伝える
5.片付け、捜し物などあきらめない、嫌になったときに壊さない

としました。

今現在(小学1年6歳)結構できてることが増えてる気がします。

1.聞こえたら、とりあえずの返事をしてくれる。
(そもそも聞こえない😵)
2.言われたことの理解は随分上達した。実行力はまだまだであるが、自分で決めたことはできる。
(ルーティン化してしまえばできると思う)
3.友だちって必要なのかな?って親の方が若干諦めてきた😅
(生きるためにもう少し周りに興味持ってほしいな)
4.自分の気持ちを言語化することは成功してる!って思う。本当によくわかるようになった😂
5.諦めも悪くなった。キレて物を壊して自暴自棄にならなくなった!
(片付け嫌いなのも探し物も忘れ物いつもしてるし出来ないことが多いけど、コッチが慣れすぎて責めなくなった。手伝ってほしいって言えるようになると良いねって言ってる)

↑このように、人って成長するし、適応していくなって感じます。親子ともに。
通ってよかったです。

発達支援を初めて受けるので、
困ってることがたくさんあるし、どうしていいか今後どうなっていくか親の不安が大きくて相談に乗ってくれる場があるってすごく良かったです。
子どもも
誰にも合わせなくてよくて、むしろ自分で決めて進めないといけないけど、やってみたら上手くいったって経験が嬉しいし、
外の世界も規律ばかりじゃなくて自由があるって感じてくれてたら成功かなって思いました。

2.つくしの教室の過ごし方


日々の幼稚園生活とやったことがあること(朝のようい、あいさつ、職員室への報告、体操、給食の準備など)をするので、失敗がない!!
そこを「いつも幼稚園で出来てるの?ここでも出来たねって」褒めてくれる。
当たり前のことを褒める機会ってないから、つくしの教室で、この褒めることをしてくれるのがすごくイイです!!

つくしの教室で本人が嬉しそうなの、大好きなのってこういう“出来てることを認めること”、”何も出来なくても好きなことしてるのを愛されてること”が大事だなって気づかされました。
まぁおもちゃで遊べるのも楽しいんだと思いますけど。

でもここはちゃんと教育の場でもあるので、
集中力を高める関わりだとか、手先の器用さや身体の動かし方を練習するとかの課題もある。
 また、時間を守るとか人に譲る、謝る、切り替える、自分の気持ちを言葉にする、物で表現するなどの練習やそこでの課題が見えることもあります。
そこが出来てるとか出来ていないと言うことを判断して伝えてくれる先生の能力もわざわざつくしの教室に通っている価値があると思います。

家でも同じように関われたり、知育していければ成長するだろうなって思います。
良いところを探す視点を持つことができるので、いっぱい褒めることができると思います。

つくしの教室で個別対応だから出来てることは沢山あります。これを日々の幼稚園生活に持ち込まなければならないのですが、これは感覚的にはこれはこれ、それはそれって感じは否めませんでした😥
2ヶ月に1回のつくしの教室だけでは無理があります。

3.記憶に残るトラブル


年長で2人ペアで実施したとき、トラブルが起きました。
それは、こんなとこでした。
お友達は恐竜が大好きで1人で遊んでいました。
とても強い恐竜で街の中を叫びながら移動させてました。
街を蹴散らしながら恐竜を動かしていると、
我が子が無言で恐竜にパンチして恐竜を倒してしまいました。
お友達はびっくりして泣き出しました。

この出来事を全て見てた先生は仲裁してくれました。
我が子は、恐竜が街を壊しながら進んでて悪い恐竜だったから倒したくなったよう。
一方友だちは強い恐竜が好きだったから悪い恐竜とは思ってない
そのことを先生が2人に話してくれました。
先生は我が子に、無言で倒したことは悪かったから謝る必要があることを。
そして、いじわるされたと思ったお友達にも、
泣くよりも先に「やめて」と伝えることが必要だったということを伝えてくれました。

トラブルになった時に、そのタイミングで相手の気持ちを知るとこができ、どのように対応したらいいかを考える機会があり、それを先生が2人にとっていい勉強の機会になったと言ってくださったことを本当に有り難く思いました。

そんなトラブルがありながらも、
友だちとトランポリンを競争する楽しさを知ったり、相手がもう一度したいのに付き合ってあげたり、苦手な食物があると知ったとき、「そんなこともあるよ」と優しい言葉を返せたことに、同級生ともやり取りできてることに関心しました。

誰が良いとか悪いじゃなくて、
子どもたちは、良い所もまだまだ未熟なところもあるからちゃんと見て、成長のタイミングを逃さずに教育できたらいいなって感じました。
それは先生の目が届く、少人数がやはり手厚くていいなと感じる出来事でした。

4.つくしの教室の連携

つくしの教室はファイルがあって、
そのファイルにつくしの教室でやったことと、
先生のコメントを残すようになっていて、
それに親がコメントを記入して、
それを幼稚園のクラス担任も目を通してコメントを書いて親に渡るというように連携が取れるようになっています。
我が子は年中の夏に登園渋りがあったり、外の自由遊びを決められない時期があり、
クラス担任がつくしの教室の先生と連絡をとって対応していました。
あまり効果を感じませんでしたが。

あと、
発達検査などは勧められません。
もちろん検査をすることに対しては肯定されますが、診断名を気にしてません。






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