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「貧乏ゆすりと言わないで」24.DBS手術退院後 脳神経内科受診と薬の調整

それから必死耐えること一週間。

その頃には薬も、機械も、
身体に馴染んできたようだった。

診察室入るといつもの高音ボイスで
「どうですか~体調悪かったんだね~
そうか、そうか。
でも、ちゃんと充電もしているようだね。」                
と言われた。
 
初めのことで褒められるのは
大人でも嬉しいものだ

「じゃあ、少し電気の量を上げてみようか。
はい、歩いてみてね~。」         
と言われて
そんなにすぐ変わるものなのかなと思いながら歩いた。
いつもと変わらず普通に歩くことができた。
          
また、寝違えたときのように
首回りが痛くなり上手に回せない。
首の中に入っているワイヤーが切れるんじゃないか?
と心配になり相談をしたら、             
「体の中でワイヤーは余裕を持たせているので大丈夫ですよ。」            と言ってくれてほっとした。
薬の処方も少し変わったが脚の振るえが止まらない。
脚が振るえ続けると眠ることができないから、
睡眠導入剤がほしいのだが、
睡眠導入剤は難病の薬の対象にならないので
お金がかかることがわかってやめることにした。

その夜は、睡眠導入剤無しで布団に入ったが
やっぱり眠れなくて悶絶した。

でも「依存症」だけにはなりたくない!
と思いとにかく踏ん張った。
やがて、睡眠導入剤なしでも眠れるようになった。  

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