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今日は台風襲来の特異日

今日9月26日は、伊勢湾台風(1959年)が和歌山県の潮岬に上陸し、紀伊半島から東海地方を中心に、ほぼ全国へ甚大な被害をもたらした日だそうだ。

その被害の数は、死者・行方不明者5,098人、負傷者3万8,921人。数字はWikipediaより。
台風の被害としては過去最多となっている。

伊勢湾台風の経路図
画像引用:気象庁

鹿児島県大隅半島に上陸し、北海道で勢力を拡大して猛烈な被害をもたらした洞爺丸台風(1954年)も9月26日に上陸。

洞爺丸台風の経路図
画像引用:気象庁

伊豆半島と関東地方に被害をもたらした狩野川台風も9月26日に上陸している。

狩野川台風の経路図
画像引用:気象庁


台風の勢力が過去最強ではなかったのに、最も甚大な被害をもたらした伊勢湾台風。この被害の多さを教訓として『災害対策基本法』が1961年に成立・交付され、翌1962年に施行された。

伊勢湾台風を題材とした作品も多く作られている。
1989年公開のアニメーション映画『伊勢湾台風物語』もそのひとつだ。被害の状況や惨劇が子供目線で描かれている。大人が見てもあまりの状況の悲惨さに泣けてくる。1999年4月にVHS化されているが、BD/DVD化されていないのは非常に残念だ。防災の意識を高めるためにも、子供達でもわかりやすい作品があれば良いのにと思う。

伊勢湾台風物語のVHSカバー


台風が襲来しやすい特異日とされているのは、上に掲げた9月26日だけでなく、9月17日も特異日とされているのだとか。

それを踏まえると、枕崎台風(1945年9月17日上陸)、

枕崎台風の経路図
画像引用:気象庁

カスリーン台風(1947年9月15日上陸)、

カスリーン台風の経路図
画像引用:気象庁

第2室戸台風(1961年9月16日上陸)なども被害が大きかったし、

第2室戸台風の経路図
画像引用:気象庁

特異日としては少し時期がずれているが室戸台風(1934年9月21日上陸)は伊勢湾台風に次ぐ大きな被害をもたらしている。

室戸台風の経路図
画像引用:気象庁



予知の難しい地震と違い、台風は事前に経路を予測することができ、誰しもがそれを知ることができる時代になっている。

大きな被害に遭わないためにも、地震同様、いざとなったらすぐに避難ができるよう防災に備えたいと強く思った特異日の今日9月26日は晴天だ。
感謝。

けど後4日で9月も終わろうとしてるのに、日中は30度を超える夏日で暑すぎる。熱中症に注意しないとね。苦笑


めっちゃ余談
「伊勢湾台風より第2室戸台風の方が大変だった」とは亡母の言葉。住んでいる場所の違いで影響が変わるのだと分かってるけど、生後2か月の乳飲み子を抱えていたら、身一つで行動できる大人より大変だったろうな。なんかすまん。

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