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読書記録26


『ベトコンラーメン』という存在をつい先日知りました。

由来はベトナム戦争からとも、ベストコンディションの略からとも言われているそうです。

初めて聞いた時はベーコンとコーンのラーメン?などと安易な想像をしましたが、ニンニクや唐辛子を使った体力回復料理とのこと。

あまり一般的には知られておらず、愛知県や岐阜県で主に食べられるそうです。
ニンニク大好きマンの私としては是非食べてみたい…。

雨の塔/宮木あや子さん

その岬には資産家の娘だけが入れる全寮制の女子大があった。衣服と食べ物は好きなだけ手に入るが、情報と自由は与えられない。そんな陸の孤島で暮らす4人の少女―高校で同性と心中未遂を起こした矢咲、母親に捨てられた小津、妾腹の子である三島、母親のいない都岡。孤独な魂は互いに惹かれあい、嫉妬と執着がそれぞれの運命を狂わせてゆく。胸苦しいほど切なく繊細な、少女たちの物語。

曇り空のような灰褐色の物語。

孤独な少女達が求める繋がり。請い願うのは誰かの特別。
『誰かの心の中で一番必要な人になるのはどうしてこんなにも困難なのだろうか。』

限りなく黒に近いグレーな心理術/DaiGoさん

人の深層心理とは。

特別見目が良く無くても、特別頭が良く無くても、何かが人より突出して秀でて無くても、何故か人気者の人っていますよね。

そういう人は意識しているのか、はたまた無意識なのかは分かりませんがここで書かれている心理術を上手く使いこなせているのだと思います。

営業マンの方にもオススメしたい一冊。

屍人荘の殺人/今村昌弘さん

神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究部の夏合宿に加わるため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子と共にペンション紫湛荘を訪ねた。
合宿一日目の夜、映研のメンバーたちは肝試しに出かけるが、想像しえなかった事態に遭遇し紫湛荘に立て籠もりを余儀なくされる。
緊張と混乱の一夜が明け――。部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。しかしそれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった……!! 
究極の絶望の淵で、葉村は、明智は、そして比留子は、生き残り謎を解き明かせるか?!
奇想と本格ミステリが見事に融合する第27回鮎川哲也賞受賞作!

怪奇×本格ミステリ作品。

まさかのゾンビが出現した時はあれ?ホラー?と思いましたが、ちゃんとミステリでした。
ハウダニットもゾンビが出現した必要性をちゃんと絡めていて面白かったです。

ゾンビが出現した裏背景や探偵少女の過去など明かされていないことが多数あり、初めからシリーズモノとして書かれていたのでしょうか。
今のところ3作目まで発売されているので、後々明らかになっていくのでしょう。

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