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予言に、おびえきっていた時


今日は、あんまり 後味がいいものが 書けない
まだ 自分にとって、「間もない」出来事だから。

また、
備蓄について、みなさんの 不安をあおるつもりもなければ、備える事を 非難する 意図もない。

ただ、自分が 必要以上に ビビりまくって
生活の収支や、メンタルや、健康に 影響が出たことを

自戒を込めて、メモしておきたい だけなのである。



煽る って ことばが ある


「さもありなん」と 興味を引きつつ、
ちょっと「まゆつば」な ウワサ


人の 心と関心をとらえて、かき乱す もの


善いか、悪いか
正しいか、正しくないか 

それを、煽る事で 利益を得る人が
いるかどうかも

別として


人々を 信じる人と、そうじゃない人 に分けて
お互いが、「自分は正しい、相手は間違ってる」という
スタンスに 陥らせる


うまく 混ぜこまれた
「あなたの為を 思って」という 善意めいたモノに
人は なびいてしまう ものなのかも しれない。


人間関係において、緊張感が高い 
ストレスを抱えた 状況において、 

ちょっと 突っついては、

何かの「疑い」や「不安」の火種を
勝手に 大きくさせるもの


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私は、地震の予言 めいたものに はまってしまった
数年前の事である

世の中に、新種の? かぜの一種が 流行り始め、
みんなが それまでにない 不安感に覆われて

アルコールの スプレーを 携帯したり、
マスクをしたり、いろんな窓口で 突如
ビニールの カーテンの「仕切り」が 出現したり
していた。


だからか どうかは わからないけど、
私は、不安であった。


テレビでは毎日、感染の数が~ とか 言ってたし
重篤な症状の方の 報道ばかりが、目についた


仕事上、お客さんと 対面する事や、お茶を出す事
街中で、人とすれちがう事 さえも
恐く感じていた時期だ

なぜか、 いつも 胸のあたりが ざわざわ していて
眠りが浅くなっていた。


単に、寝ぼけて まどろんでいる時に
寝返りか何かをして、 布団が揺れると
「地震だ!」って 飛び起きるようになっていた

〇月〇日に 大噴火
 

そんな動画を探しては、
次から次に 「はしご」していた


その頃から、インターネットを 空いている時間
ずっと 見るようになっていった


スーパーで、お菓子を もう一袋 買ったり、
保存がきく レトルトを選んでみたり、
市町村の「防災マップ」を もらってきたり


あげくの果てには、消防署の「救命講習」にまで
行ってみた
( 今となっては、驚くほど 煽られていたなぁ )


昔話に、不安におびえている人は、
ちょっと「柳の枝が ゆれた」くらいで、

幽霊をみた! ってなる 心理


信じ込んでしまえば、そう 見える


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ご家庭や、職場や、様々な施設において
災害への 備えは 大事だと思うけど


「情報」は 活かしてこそ 意味があるように

情報に「過度に」翻弄されては いけない


自分のバランスや、生活を 見失うようでは、
もっと いけない


だんだんと、
家の中が 物で あふれかえった


ふすまを 開ければ、 

・マスクが 何十枚(当時、高かったね)
・数か月~半年分?の トイレットペーパー

・袋にまとまって入った インスタントラーメン

・賞味期限の長いパンを 持ち運んでは、
 いつのまにか 鞄の中で ぺっちゃんこに したり


ただ おびえきっていた
他に どうしていいか わからなく なっていたから


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「おびえ」ている 気持ちを
物で  埋めようとした
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その結果、

半年が 経過するころには、


①賞味期限が切れた ビスケットを
 ひたすら 食べ続ける事になった


②ほしい物・今 必要なもの よりも、
 不安を解消すると 思われるものを 
 購入するようになった


③ 贅肉も ちゃっかり増えたと思う
 (なによりの備蓄に なってたりするのかな。)


そして、
手元のお金を、ほとんど ドラッグストアで
商品にかえては、不安を 強めるばかりだった


すごく、贅沢な話だ
「不安」に お金を つぎ込んでいたんだから


本当に 被災された方からすると
おまえ 何を言っているんだ? であるだろう

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私は、今
後片づけを している


あの時 不安でたまらなかった 自分のきもちの
よりどころ達を 手に取って


活かせるものは、 生活に生かし
譲ったり、リサイクル店に 持ち込み

 
「一体 何で、そんなに おびえていたんだろう?」


コロナという言葉が、日々 忘れさられるように
少しずつ「何かに対する 恐れ」を 手ばなしつつある


きっと、
じんせいの 「優先順位」って 大事だ


期限のある 「物」で 備えるより
必要な時に使える 「知識」や「技術」を。
支えあえる 「関係性」を。


きっと、
本当に 何かが起こった時には、

どこにいるのかも わからないんだし、
ただ、何も持たずに にげ出すだけだ


「こころの柔軟性」や「体力」や「気力」の方が、
もっと 必要になるから

そして その場で できる事をする

その先の事は、
神様と運に 任せる


じぶんで、どうにかなる範囲 以上の事を
考えても しょうがないのだ


「誰にも わからない・起こってもいない」
先の事を 考えて、きもちのムードを 暗くするより

今の じかんを 大切に、しあわせにすごす
足元にある 日々を、 ていねいに すごす


しあわせの定義は、
いつも 少しずつ 変わっていく



温暖化って 言われても、
地表で生活 できているし


インフラが 値上がりしても
水が飲めて、電気が使える


物を買って、消費するばかりではなくって
お金より、知恵と 体力をつかって、

何かを 作りだして、 大切につかう


ほんとうの意味で、
じぶんの 人生の時間を たいせつにする



わたしは、目を閉じて

あの時 おびえきってた自分に
そばに行って、声をかける


「だいじょうぶ  だいじょうぶ」
そう言って、
イメージの中で 抱きしめてあげる


伝わったことを かんじて、目をあける


わたしは、しあわせに今日を 生きている
















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