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最も偉大な発明ランキング

世の中には、僕みたいな常人の理解を遥かに超えた考えをしている人がいるもので、僕たちはその人たちが発明したものに触れて生きている。
はじめは常識の範疇を超えすぎて拒絶されたものもあるだろうが、徐々にそれに寄り添い、分かち合った交差点が今の社会だと思うと、なんだかjustホロリって感じ。(SMAPの曲 たいせつ の大好きな歌詞⇒ささやかでもそれぞれに暮らしなのねとjustホロリ がピッタリきたので引用)

なんの脈絡もないが、ここで僕が最近思った偉大で影響力の大きい発明ベスト3を独断と偏見で発表する。

3位 電話

「離れている人と話ができたらいいな」を叶える、便利さとロマンチックさを兼ね揃えた発明界の絶対王者。

便利すぎて電話は毎日使っているのに、ふとした瞬間、「遠くの人と話ができたらなんて素敵だろう」なんて思っちゃう瞬間があるくらい、ぼくの中で離れた人と話をするって不思議でロマンチック。

電話のすごいところは、単純に遠距離会話ができるようになったことだけではなく、前提にある面倒くさい疑いはとっぱらいましょうという共通認識ができあがったことにもある。

顔が見えず誰かわからないはずなのに、それをいちいち本人かどうか疑わなくなった。中身が見えない箱を渡されて、中にはダイヤモンドが入っていると言われたら普通は、ほんと?となるはず。

でもこの押し問答を電話で毎回やっていたら、せっかくの便利さが全く活かされない。そこで、「もしもし木村です。」といったらもうその人は木村さんだと信じることにしましょう、というこの電話ならではの独特の世界観。本来の意味合いとは若干違うかもしれないが、もはやこれは一種の認知革命。

結論:音声革命と認知革命を同時に引き起こした電話はバケモノ。

2位 発酵

「微生物とシンクロしちゃおっ」という、とにかくそもそもの発想がヤバすぎる発明界の異端児。

顕微鏡でようやく見えるくらいのものと真面目に向き合い、その良さを最大限引き出そうという姿勢。相手は生物、環境や気分で反応は変わるうえに、一度仕込んだら効果が見えるまで数年かかるという果てしないPDCAサイクルのなかでやり遂げる生産者さんと培ってきた歴史にはただただ脱帽。

結論:ありがとう発酵食品生産者さん。

1位 (笑)

流行り廃りが目まぐるしいこの現代のなかで、安定して高いパフォーマンスを発揮し続けている発明界の神童。

コミュニケーションのメインツールがメッセージに移っている現代で(笑)が果たす役割は大きい。お尻に足すだけで、おもしろくないことも許され、直接言いづらいこともカドが立つことがない。

例えば、3年間会っていない元恋人へ夜中に、「いつ空いてるの?」と突然LINEしたらキモッと思われるかもしれない。しかしこれが、「いつ空いてるのー?(笑)」になったら一変。やりとりが弾み、久しぶりに海に写真を撮りに行ったりなんて流れになるかもしれない。こんな具合に使うだけで僕たちのコミュニケーションスキルを爆上げしてくれる、魔法の言葉なのである。

心理学者アドラーはこう言う。

「すべての悩みは人間関係にある」

人間関係のメインであるメール・メッセージにおいて実際僕自身、(笑)に助けられた経験は枚挙にいとまがない。もし(笑)が無くなったら。SNS上の人間関係で悩む人が急増、自殺者が増えると同時に、社会に覇気がなくなり経済がまわらない。経済がまわらなくてまた自殺者が増える。そこには想像もしたくない世界が待っている。

結論:社会を支えているのは(笑)

以上、偉大な発明ランキングベスト3でした。

P.S.

ヒット曲の歌いだしが、その時代と、コミュメインツールを表していておもしろいなと思いました。

1996年 SHAKE (SMAP)

⇒「今日会わない?って君の電話」

2020年 香水 (瑛人)

⇒「夜中にいきなりさ いつ空いてるのってLINE」

はじまりは同じなのに、片方はガムを踏んづけてもチョベリベリ最高ヒッピハッピシェイクな一方、もう片方は自分のクズさに嘆きそれを香水のせい、他責にする。ヒット=世に受け入れられるとすると、これがその時代の世の総意なのかと。1996年から2020年の間、ものすごい発明と発展が起こり便利になっているのに、これかと。発明は良い事だと思うが、その便利さと幸せはちゃんと比例しているのか?と考えさせられました。

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