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「大人が意外と忘れがちな数学の問題」を考えてみたら・・・・・!!

 最近、インターネットでよく見かける記事には、「大人が意外と忘れがちな数学の問題」として、次のような計算式が登場します。「5-(-3)」を秒で解けますか?このような基本的な数学の問題が目につきます。分数の四則計算やマイナスを使った計算など、基本的な問題を解いてみましょう!

 実際に挑戦してみると、「昔は簡単だった」と思い出しながらも、予想外の落とし穴にはまり、正解から遠ざかることがあります。今回の計算は、5-(-3)=8という正解をすぐに導き出せましたが、なぜマイナスの符号がプラスに変わるのか、その理由を考えてみましょう。

 学生時代に習ったとき、先生は「5-(-3)=□」という問題を解く際に、赤丸の部分は「-1×(-3)」と考えると良いと教えてくれました。つまり、マイナスとマイナスを掛け合わせるとプラスになるのです。この考え方に基づけば、5+3=8となります。

 しかし、この計算を別の方法で説明すると、次のようになります。まず、数式「5-(-3)=□」に注目し、「(-3)」を「△」と置き換えてみましょう。すると、計算式は「5-△=□」となります。等式は、両辺に同じ数を足しても成立するので、左辺の「△」を打ち消すために「△」を足してみます。すると、「5-△+△=□+△」となり、左辺の「-△+△」は0になるので、「5=□+△」となります。ここで「△」を元の「(-3)」に戻すと、「5=□+(-3)」となり、「5+3=□」となるので、「□」に当てはまる数は「8」と分かります。


身振り手振りを使って・・・!!

 「どちらの説明方法でも良いのでは?」と思われるかもしれませんが、私はこの計算の説明方法を考えているときに、「理論的に正確に説明する」というのが意外と難しいことだと感じました。自分が理解していることを他人に分かりやすく伝える能力は非常に重要です。特に、「誰にでも理解できるように」というのは、思った以上に難しいものです。

 最近、このことについてよく考えています。「1分で理解できるように」とよく言われますが、それが本当に必要なのです。要するに、「何が言いたいのか」をはっきりと伝えることが大切なのです。

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