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コーディネーターを経験して思った、汎用性のあるコーディネーションに必要な考え方

やってみて、私の思う「ヒトを幸せにする」コーディネーターとはどんなものを大切にしていきたいか、現状をメモしておこうと思います。

起業家を支援するコーディネーターで大事なことは、ヒトと機会と選択肢のマッチングだな、と思っています。

それができるように、すべきことはざっくり「情報収集、ご本人の特性を知るための対話、必要な知恵を持っている人を持ってくる、誠実に現実を共有する」だなと。

起業に関して言えば「やり方」なんて、100万通りある中で、「どうすべきだ」なんて唯一無二の正解なんて無いと思っています。

じゃあどうすれば?は、「自分にとって納得のいく選択肢を、自ら選ぶ」ことができる知恵機会を持つ。そして、これを持ってもらうお手伝いが、唯一、コーディネーターととして出来ることかなと思う。

だから、私が支援できる起業家さんに求めるものは「①誠実であること②コーチングを受けいれる柔軟性③やり遂げるまで努力できる責任感」です。(とはいえ、追いつめられすぎてもアレなんで、「まあ、いいか」も大事なスキルと思う。)

企業の管理職も、プロジェクトのリーダー職もチームのリーダも務める機会を頂いてきましたので、「雇う側」として人材の面接に立ち会うこともありました。

多いのが「○○出来ない(やったことない)んですが、出来ますか?」という質問でした。これに対して「するために必要なことを見つけ、身に着ける努力をいとわないなら、大丈夫です」と答えます。

そして、今、出来ることでやることを決めるように固執してしまうと、結局、出来ることなんてなかったりします。

「どうでしょう?そんな努力に、新しいことを学べるかもしれないことにワクワクしますか?」について、「あー、それならワクワクできるかも。(笑)」という回答と、出来る根拠となるストーリーと一緒に語れる人には「実力不足なんて、なんとかなるさ」と思う。


他に「私、○○で残業できない日があるんですが、フォローをお願いできますか?」とか、「やってほしいこと」の質問に対して「大丈夫ですよ。配慮します。その代わり、あなたはフォローするチームメンバーに何をできますか?」に対して、「えっ!?なんかしないといけないの?」みたいな反応の方は、チームにとしては難しいと感じます。
でも、「あぁ、そうか!そうですよね、じゃあ、こういうことは得意なので、普段、お手伝いとかして、バランス取れたらなーと思います。」っていう回答なら気づきで、変化できるので、ぜひ、一緒に仕事してください!思います。

スキルみたいに積み重なった層みたいな部分も大事だと思いますが、それ以上に「本質」って、積み重ねた層を厚くしたり活かしたりできる中心になる部分なので、ここへの意識があるかどうかが大事だと考えています。。

何が言いたいかというと、私自身、未来が見える千里眼がある訳ではないので、「こうすることが正解」なんて、わかりません!w
「あっ、それやってみれそうだし、やってみたらいいと思う」という程度のアドバイスです。もちろん、「それをやった場合、あぁいう影響があって、こんなことができたりしたらいい気がするし、こんなことできる人を知っている人いたなー。ということは、ここでこんな準備しておいた方がいいか」などなど、考えられる限りの「応援方法」を絞り出しますし、持っていなければ余所から持ってきます。

「応援したい」と思う人で「一緒に努力できる」なら、「やってみよー」と思う。求めるものは、そこだけかもしれない。

この辺が、感覚と直感で進むタイプでして、言語化が苦手。

でも、直感で出来たので「誰とでも、なんとかコミュニケーション取れる人」という烙印のもと、「ちょっと社内で扱いが難しい」とか判断された人を「チームに入れて―」とか「今回、あの人と一緒にプロジェクトを担当して、手順が踏めるようにサポートをお願いできるかな?」などというお願いも多く受けることに。

社会人になって20年以上、やっと「これも特技だ」と思えるように。

といった中で、コーディネーターも凸凹のヒトだし、ひとりですべてを出来るより、バランスの良い「チームであること」を前提とした方が、コトもヒトも上手くいく容易に思います。

だから、コーディネーターという分野でも、「コーディネーションチーム」という概念を形にしたい。(言葉として、合っているかわかんないけど、コーディネーターチームということです。)

ということで、コーディネーターも、「ひとりで出来る!」を目指さなくていいと思う、今日この頃。

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