知らない外国人に「ビブラートできなくてもいいよ」とフォローされた話
4月6日18時30分。まだまだ明るい賀茂川の真ん中らへん、その左側、車道に近いあたりのベンチ、そこに俺がいた。ニトリの座布団を敷いて座っていた。
俺は世界各国の有名どころの文学を一冊読む試みをしていて、約400ページある「ペスト」を乗り越え、ついに最後の「カラマーゾフの兄弟」に取り掛かっていた。
寒さに強い体質とはいえ半袖半ズボンだと少し寒いな・・・と思いながらくだらない家族のくだらない内輪もめに目を通していると、突然、カクカクした声でなにかを言われた。
両方