マレーグマとにゃんちゅう
昨日の記事『動物園にて』の続きを書きたいと思う。
彼女は動物園で、マレーグマを見て「にゃんちゅう(NHKの番組に登場する人形キャラ)みたいだね」と子供に語りかける親御さんを見かけたらしい。にゃんちゅうは猫とネズミがモチーフのキャラで、外見はかけ離れている。動物をきちんと見ていない、適当なことを話していると評価していた。親側が動物に感心を持っておらず、わかりやすいキャラに寄せて、子供に動物への興味を持たせて、情操教育にとかくだらない意図があるものと考える。
興味を持たない側からの解説を受けて、受け手が興味を持つことなど無い。まずは親側が動物に対して感心を持つことが先である。
例えば『猿のノミ取り』と言われる行動を子供に見せて「何をしているか」と問うた上で「実はノミではなくシラミやふけを取っていて、親愛の挨拶とされているんだよ」と回答すれば、少なくともにゃんちゅうよりは有意義な時間が過ごせるだろう。
別に、にゃんちゅうに恨みがあるわけではない。
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