超リアルなリアルじゃない夢


先日、ある夢を見た。

私は、寝つきがはちゃめちゃによく、短い睡眠時間でもしっかり寝れるため、夢を見ることはほぼない。

そんな私がこの間見た、めちゃめちゃリアルだけど、絶対にリアルじゃない夢。


朝起きて、準備を終えて、学校へ向かう。いつも左耳につけているピアスを学校の近くの信号待ちで外す。

車を駐車場に止めて、玄関へ。靴を履き替え、職員室に向かった。

「おはようございまーす!」と、適度なボリュームで職員室に入る。管理職前の出退勤管理の端末を操作して出勤完了。

同じ学年部の先生方に挨拶しながら、自分の机に着く。パソコンを立ち上げつつ、その日の学年の打ち合わせ。今日の体育は短縄が必要。総合はいつも通り各教室に分かれてすること。

話終わる頃には、パソコンが立ち上がり、重要な連絡が来ていないか公務連携システムを確認。いくつか来てる事務連絡に目を通して、今日の時間割を確認。

「よし」とひと息入れてから、教室へ。職員室は2階にあって、教室は4階。地味にきつい階段。

すれ違う子どもたちに挨拶しつつ、
「今日はどんな日になるかなー」なんて考えながら、階段を登る。

教室に入ると「おはようございまーす!」と元気に挨拶。あんまり元気に返ってこないのが高学年らしい。なんとかせねば。

ひとしきり教室にいる子どもに声を掛け、教卓へ向かう。いつも教卓を囲んでくるボーイズは今日も元気。私が荷物を置く前から「先生、先生」と何かを聞いてくる。

一旦落ち着かせてから、話を聞く。家での出来事やら、昨日見たyoutubeのことを教えてくれる。

そこでふと子どもから一言。
「先生、今日ピアスつけてきたんだね。」

衝撃が走る。確かに子どもたちには、普段はピアスをつけていることは話している。が、学校につけて行ったことはない。というか、今朝の車で絶対外した。おかしい。そんなわけない。なんなら、職員室で、他の先生たちとも話したけど、なんも言われなかった。やっぱりおかしい。そんなわけない。と思いながらも、さすがにまずい。

そんなことが一瞬で頭を駆け巡ったのちに、すっとしゃがんで、左耳を触る。


絶対に耳ではない、触り慣れたリングの感触。終わった。つけてきちゃった。


という、夢。

起きてから、ピアスの指摘を受ける、その瞬間までをしっかり記憶してる超リアルな夢。

なのに、つけていくはずのないピアスがついていること。周りの先生には指摘されないのに、子どもには指摘されるという絶対にあり得ないリアルじゃない夢。

なんか変な夢見たな。


でも、そんなことより、ピアスつけていける学校じゃダメなんかね。なんでわざわざ外さにゃならんのだ。

留学先で出会った幼稚園の先生をしている現地人は、腕にはでっかいタトゥー。耳にも鼻にもじゃらじゃらしたピアス。

「それって、怒られないの?」と聞いた私。というか、仮に自分が園児だったら、多分怖いと感じてしまうレベル。

彼女は「別に自由でしょ?私の身体なんだし、それで仕事に影響出ないもん。」とのこと。

間違いない。というか、そうあるべき。なんで日本は体裁を気にして様々な制限があるんだ。

ピアスは悪の象徴なんか?染髪は不良の一歩か?子どもを見た目で決めないように、その子自体と向き合うように、教員側にも同じように見た目じゃなくて、技術じゃなくて、その思いや志で判断してもらえるような世の中であるべきだ。

と、夢から派生して、いろいろ考えてみたり。

結論:夢もたまには悪くない。ただリアルすぎるとマジで焦る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?