日本人は無表情?!by フランス人

今日はフランス生活の体験を書いてみようと思います。

めっちゃタイムリーな話なのですが
地元の雑貨屋さんへ買い物に行きました。
いつもやさしいオーナーさん。

だけどいつも彼女とリズムが合わないんです。
めっちゃむこうが気を使ってる感。
なんでだろう?気のせいかな?
いや気のせいじゃない。

アーモンに相談してみる
「ねね、あのお店好きなんだけど
 なんかいつも店員さんとのリズム感が合わない気がして・・・
 むこうがめっちゃ気を使ってない?なんでやろ?」

それに答えるアーモン
「彼女はEllyを困らせたくない。
 でもEllyが反応しないからフランス語が理解できてるのか?
 商品の説明が理解できたのか?それがほしいのかいらないのか?
 わからない。だから不安になってどんどんスピーディーになって
 説明したりやめたりを繰り返す」

え?!そっか!

「うなづいたりそうなんだー」って
言うだけだと
自分の意思表示はしてないって感じるのか〜。

海外生活12年目にしてまだまだ発見ばかり。
これってたしかに今までにも海外で何度か経験ある。
同じパターンが繰り返すときは
その壁を壊す時。

自分の言葉で自分の意思で
だいぶコミュニケーションとれるようになってきた。
離婚前は意見や決定は相手に委ねていた人
みんなが幸せならそれが私の幸せだと思ってた。
平和的で日本人的な良い部分でもあり悪い部分でもある。

でもフランスではこれは通用しない
まず、なんでもいいから意見をいわないと
存在してないことになる。
特に数人で話してる時は!
YESでもNOでも言ったもん勝ち。
逆にNOをいうことで
みんなの視野が広まったりするから不思議。
誰も自分の意見を汲み取ってはくれないのです。

そして意見言わないと
「つまらない人」とか「その場を楽しんでないのかな?」
って思われる可能性が。

なぜなら、みんなでおしゃべりする時
意見交換をすることが重要視されているから。
だからYESでもNOでもいい。
そしてとにかく、よくしゃべるフランス人!
そんなフランス人の人間臭いところが好きです。

ついつい日本だと
これを言ったら相手は傷つかないかな?
嫌われないかな?
無意識で感じて言葉を飲み込んでしまう

この心理は
「自分が傷つきたくない」
「NOを言われる習慣がないから言われるとショック」
「承認欲求」
「島国の文化」
なんかが関係しているように思います。

フランスのように大陸で続いてる国は
文化も言葉も違う移民も多い
きちんと理解し合うためには
意思表示をしっかりして
伝えていかないとお互いに理解できなかったから
そういう部分が発展したのかもしれません。

自分が昔そうだったように
NOといわれると自分を全否定されているように感じてしまう。
そういう思いを相手にも味合わせたくないって思って
頭でぐるぐる考えて言いたいことを飲みこんでしまう。

でも外人さんには理解できない。
そして
「you何考えてるかよくわからないよ〜」
「今怒ってるの?悲しんでるの?楽しいの?」みたいなw
これって日本人が海外へいったときに
少なからずぶつかる壁のような気がします。

なのでそれに気づいてから
自分YES&NOを切り離す意識をしてます。
例えばNOは自分のことではなくて相手の意見。
そして相手は自由に発言する権利を持ってる。
それを理解できると自分の発言の自由度も上がっていきました。
そうしないと意見の合わない人をずっと
避け続ける人生になるからです。
それってなんだかもったいない

今回の経験で
まだ少しそういう部分が残っているんだなと再確認できました。
自分の意見を言える=相手を信頼してる=自分を信頼してる
だと思ってるので今日から自分の意見をもっと伝えていこうと思います。

これは国際カップルのコミュニケーションの壁の1つかもしれません。
パートナーシップを豊かにするヒントになるかも!?

アーモンはその後こんなことも言ってました。
「でも彼女はもともと気を遣う人だからEllyは気にしなくていいよ。
 だって他の人と問題ないでしょ?!
 それは彼女の問題だから」

深い
てかアーモンの冷静な人間観察力すご。

あなたのサポートしてくれたエネルギーを記事に載せて読者のみなさんへ届けます♡たくさんの人が豊かになりますように