恋愛関係について

好きとは何かとか、付き合うとは何かとかをずっと考えていた。

身近な人で、人間の関係に名前をつけることを嫌がる人がいた。その人いわく、関係は連続的なものであると。私もその意見には賛成だった。
だから一般的には恋人といえる人とも恋人という名前はつけなかった。私も当初はそのことにメリットを感じたからだ。しかし、別れを考えた時にそのデメリットが浮かび上がってきた。関係は連続的なものと考えるために、はっきりとした別れがないからだ。お互いに恋愛感情を持ってそのような関係になった以上、連続的に関係を無くしていくことは不可能だった。

好きとは何か。どういう感情が好きというのか、どこから恋愛の好きになるのか。そのような感情は連続的なものであって境界線を決めるのは難しいと思う。
しかし、付き合うとは何か。それは関係性に名前をつけたものであって、境界線そのものだ。当たり前のようにあるその境界線に疑問を抱いていたが、皆が当たり前のように使っていることには意味が確かに意味があるのだと学んだ。つまり、関係を連続的なものと考えるべきではない。一緒にいるいない、触れる触れないなど、何かしら変化があるのならば、そこには境界線が必要だと思う。

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