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雑草はなぜ強い?

昨日は晴れて暑い日になりました。

有機栽培の畑をしていますが
1日中、畑の草抜きをしていたら
足腰バキバキに筋肉痛の今朝です(笑)

雑草の生態系

除草剤や農薬を
一切使用しない野菜作りは
この時期からは
連日、草刈りと草取りの日々。

野菜は大きくなるのに
数ヶ月かかるものが多いですが
雑草は早い時は
3日ほどで伸びます。

綺麗に草刈機で
草を刈っても
雨が降って
次の日晴れたら
元通り・・・
なんてことはよくあることなんです。

抜いても
踏まれても
また生える雑草。

この生命力には
圧倒されます。

また雑草は
畑ごとで
生えている種類も
生育具合も多少異なります。

実は、雑草は
自分の生育にあった場所に生え
その生活に強く適応した植物で
多種多様な生き残る能力を保有しているそう。

厳しい環境に適応する能力があり
乾燥した土壌
貧弱な土壌
日当たりの悪い場所でも
生育することができます。

そしてなんと
人に踏みつけられたり
除草剤にも耐性があるものも多いとか。

種子が長期間休眠状態を
保つことができたり
根から繁殖するなど
繁殖力も高いのが特徴なのです。

薬草として食べられるもの

雑草は野菜を作る上では
厄介な存在ですが
一部の雑草には薬効があることや
環境を浄化するのに役立つものもあります。

また雑草は
野生生物の食料や
隠れ場所としても
実は重要な存在なのです。

薬効があるとされる雑草は

ドクダミ(利尿作用、抗炎症作用、抗菌作用)
たんぽぽ(利尿作用、解熱作用、消化器系の健康を促進する)
接骨木(ニワトコ)(抗炎症作用、抗菌作用、抗ウイルス作用)
そのほかにも、すぎな、よもぎ、せりなど
多く種類があります。

これらは

生で食べたり
乾燥してお茶にしたり
天ぷらなどで食べられるものもあります。

都会では
車の排気ガスや
除草剤などが
かかった雑草も多いため

無農薬の雑草は
実は貴重なのかもしれません。

うちのような
無農薬栽培をしている畑では
すぎなやよもぎを
畦で見つけたら
摘んで帰りたいと
希望される方も多くいらっしゃいます。

畑では通常
抜いた雑草を堆肥化させて
また畑に戻すことをしていますが
薬草として
使えるのも良いですね。

こういった生態系を知ることは
とても興味深いですが
現場では
雑草を伸ばしてしまうと
野菜の成長が遅れるので
雑草の刈り取りは日々
9月頃まで続きます(汗)


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