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台湾の大学で一年過ごしてみた

去年の8月末に台湾に来てから、最早一年が経とうとしている。
もう一年が過ぎてしまったのかと少し焦ってしまうほど、この一年はとても短く内容の濃い一年だった。
一年の間に体感したことをここに記しておこうと思う。

スタートからつまずく

僕は台湾に来る前、中国語を学ぶための予備校で一年かけて計1000時間の中国語学習をしている。しかし、1000時間勉強した後でも「まだ中国語で授業を受けられるほどのレベルではない」と焦っていた。
予想は的中。
実際に初めての授業を受けてみると、見事なまでに先生が何を言っているのかさっぱりと分からなかった。先生がジョークを言っても、周りの反応に合わせて愛想笑いをするしかなかった。
ましてや、マクドナルド の注文でさえうまくできなかった
あの時、自分の1年間の頑張りは無駄だったのかとひどく落ち込んだのを覚えている。
しかし日を重ねるごとに、断片的に聞こえいた会話はしっかりとした文章として聞こえるようになり、今までの勉強は決して無駄ではなかったと、のちに思えるようになった。
本当に入学して最初の2ヶ月ほどは辛かったけれど、確実に自分の中国語が上達しているのが実感できたし、毎日「新しいこと」がある日々は、とても充実感があって楽しかった。

スラングとの闘い

言語関係で一番苦労したのはスラングだ。
台湾人の男子の友達と話すときのスラングの量が多過ぎて、授業は聞き取れるようになっても尚、友達の会話は聞き取れないことが多かった。
幸い、僕の周りには心優しい人が多くて、「さっき言ったのってどう言う意味?」とか「何か使えるスラング教えてよ」とかを気軽に訊けたので、比較的早く適応できるようにはなったが、友達が全く何を言っているのか分からない期間は、正直寂しかった。
やはり、分からないことは分からないままにしないで、積極的に訊くのが上達への近道なのだろう。
スラングが多過ぎて、今もまだ分からないスラングだらけなので、これからもそれらをひとつひとつ着実に覚えていこうと思う。

英語で苦戦

高校では英語の成績は比較的良かったし、英検2級は取っていたので悪くはないと思っていたが、初っ端からその微かな自信は打ち砕かれた。
周りにはTOEIC700点以上の友達ばかりで、ついに僕は英語のクラス分けでレベルが一番下のクラスに配属されてしまった。
これは流石に想定外だったし、メンタルは結構やられた。
学科が国際経営貿易学科なので、商業科目系の教科書はほとんどが英語で書かれていて、最初は読めない部分も多く、読めないところはいちいち辞書を引いたりして対処した。
日本にいるときは、英語への学習意欲は圧倒的に高い。自分がまだまだ低いレベルにあることを身を以て自覚したからだ。
将来的に見ても英語の能力はとても重要なので、本腰を入れて強化していく必要がある。

ストレス解消方法は...

有意義な日々なのは間違いないが、やはりどこかで息抜きをしないといつか爆発してしまう。色々なストレス発散法があるが、僕は、
美味しいものをたくさん食べた。
これが、台湾にきた大学生の多くが太ってしまう原因なんだと思う笑
学校の近くにたくさんのレストランや夜市の屋台があって、そこのものがほとんど安い。そして美味しい。
お腹いっぱいにチャーハンを食べたってNTD$80(約300円)だ。
台湾には外食文化があって家にキッチンがないのが普通なので、必然的にほぼ毎日外食だ。
日本食が恋しくなっても、台湾にも日本食チェーン店(大戸屋、丸亀製麺など)があるから、そこで解消できた。(台湾メシと比べたら高価なので程々に)
台湾で辛くなったら、たくさん食べて、たくさん運動して(重要)ストレスを解消していくのがおすすめ。

まとめ

語学以外での新しい体験も多くしたが、それはまた別の記事で書いてこうと思う。
これから早くも大学二年生になるわけだが、選択科目も広く選択できるようになるため、この一年は社会で戦えるスキルをとことん磨く一年にしたい
もう早くも一年が過ぎてしまったように、次の一年もあっという間に過ぎてしまうだろう。
台湾にいる4年間に悔いを残さないよう、自分の目標を明確にしながら毎日できることを考えて、1日1日を大切にして生活していくつもりだ。

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