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288.錬金術。

私は観察、探究が大好きだ。

特に人間が。(虫や植物や化学反応も好きで、小さい頃から色々な実験をしていたなあ)

若い頃は、街角に座る場所があると数時間そこに居座って人間観察をしていたもんだ。

若いんだから、もっと遊べばいいのに。と言ってあげたくなるほど、真面目に、熱心に。(笑)

大人になってからも、上京し、またそれをやっていたのだが、あまりの人数と個性的な人の多さに好奇心は膨らみ続け、とうとう観察では飽き足らず、気になる人に声をかけてインタビューしたこともある。

二十歳そこそこの純朴な女の子が(たぶん顔立ち的に当時はもっと若く見えたと思う)、

「生と性」

「生と死」

について、どう思いますか?

と、原宿のど真ん中で場所に似合わない重めのテーマ。

今はもう、その回答の内容は覚えていないが、案外みんな熱心に答えてくれて、必死にメモしたのを覚えている。

この問いは、小さい頃から持っていたもので、もちろん今でも興味と好奇心が湧くテーマだ。

つまり、まだ自分の中で

「知り尽くした」

という実感がない、ということでもある。

けれども、ほんの少しだけ掴んだものがあって、陰陽の太極図を見た時にこの感覚!!と発明者のような気分になった。

陰と陽、それぞれは独立して存在しているのだけど、二つが合わさることで一つ、対極は表裏一体である。

そして、対極のようにみえるけれども、陽の中にも陰があり、陰の中にも陽がある。

相反するものなのに、同じ。という矛盾した感覚。

(今思えば、私が音楽の勉強をしていた時に周波数の波形を見ていた時にも、海の町で育ったので、寄せては返す波を眺めている時もなんとなくそんなことを感じていた。)

そして、男性性、女性性、自立と依存、光と闇という概念を知り、コーチングやカウンセリングをしていくうちに全ての出来事に、この陰陽のバランスが関係しているのではないかということに気付き始めた。

この世にはいいも悪いもなく、関係性とそのバランスなんだな、と。

ということは、一旦外に出て、遠くから自分の陰陽のバランスを見ることができれば、まさに今、起こっていることに対して、違う視点を持つことができ、創造する力を取り戻すことができるのではないか、と思ったのだ。

その気付きと同時期くらいに、私の関わらせていただいていたクライアントさんが亡くなったり、自身の私生活にも大きな破壊が起こった。体感が伴ったのだ。

その強烈な体験から更に大きな気付きを得て、私のオリジナルメソッドができた。今は、この価値観をベースにセッションをさせていただいている。

錬金術なんて大それた表現をしてしまったが、この感覚が腑に落ちると自分の在り方が変わる。

在り方が変わればやはり行動も変わるから、起こる現象も変わるからね。

もちろん人間なので、そんな法則があるなんて一瞬にして飛んでしまう程感情的になる時もあるけれど、この感覚を知っていると、真ん中に戻りやすくなるよな、と思う。


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