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ダンススイミングのススメ

ダンススイミングのススメ

泳げなくてもいいんです

私は「ダンススイミング」を指導してきました。
そもそもダンススイミングって何?ってことなのですが。
それはシンクロナイズドスイミング…ではなく。
ましてアーティスティックスイミングでもない。

でも、それらの要素を取り入れて「極めて自由に」創る演技。
ルールの縛りはほとんどない。
自由な演技だから楽しい、だからおすすめなんです。

前述したシンクロやアーティスティックと大きく違うのは…。
プールの床に足を着いちゃっていいってこと!
そうです、立っていていいんです。
だから、泳げなくてもそれなりに楽しめるんです。

でもね、自由って時にはとっても難しかったりするんですよ。
ほら、制服みたいに決まったものがあると考えなくていいじゃないですか。
ある日突然、会社の制服が自由になって。
私服で勤務してくださいなんて言われたら困りますよね。
何を着たらいいのか急に分からなくなっちゃう。
それと同じ感覚です。
自由っていうのは時に苦しみを伴う時があるわけですよ。

その、創造しなきゃならない要素こそがダンススイミングの魅力。
自由だからこそ、いろんなアイデアで見てくれる人たちを驚かす。
見てくれた人たちを笑顔にする。
ここに他の水泳競技にはない魅力が詰まっていますね。

ダンススイミングとは?

ダンススイミングとは ※日本ダンススイミング協会HPより
足がつくプールであまり泳げなくても
世代、性別を問わず
シンクロナイズドスイミングやダンスなどの要素を
前向きな姿勢で取り入れ
想像力と創造力を用い
協力と信頼を体感しながら
作品をみんなに見てもらうことを目標とします

と、あります。
もうこれがすべてです。

老若男女問わず。
泳げなくても呼吸できる環境が確保されている。
協力と信頼があってのことなので「自分はできている」じゃダメ。

速さを競う競泳や、ボールゲームの水球。
協調性や完遂度、美しさを競うアーティスティックと飛び込み。
自然とも闘うオープンウォーター。
いろんな水泳競技がありますが完全に一線を画します。

正直言うと、小学生などのジュニア世代が対象の場合ですよ。
最も「教育的な効果がある」種目だと思っています。

指導をしていて思うんです。
演技を作る過程でできない子を助ける仕組みだったり。
泳げなくてもできるとはいえ、泳げるに越したことはないから。
仲間同士で泳げるように練習したりして。
こういう共同作業に自然と導ける種目だから本当に素晴らしい。
心からそう思っています。

ダンススイミングは水泳普及の救世主

泳げなくてもできる。
これってめちゃくちゃ魅力的です。
プールに入るのは基本的に誰でも好きな訳です。
でも、顔をつけるのが苦手だったり。
入るだけでいいのに泳ぎたくはないぞ。だったり。
別に強いられてすることではないので。
いろいろな価値観があっていいと思っています。

好きな音楽に合わせてシンプルな振り付けから覚えて。
複雑なことにトライするにはもうちょっと泳げないとね。とか。
隊形をもっとスマートに変更するにはもっと早く移動できなきゃ。とか。

ダンススイミングをやるうちにクオリティを追求していきます。
そうすると自然に次の課題が見えてみんながそれに対して取り組みます。
たとえ小学生だけのグループでも自主的にそういう環境になるんです。
不思議ですよ。
気づいたら泳げなかったちびっこが息継ぎしながら泳いでますからね。笑
好きこそものの上手なれ。
本当にその通りのことが目の前で次々と起こっていきます。

水泳は、まずプールがなきゃいけない。
そして、教える先生がいなきゃいけない。
でも、先生がひとりで見てあげられる生徒の数は実際は少ない。
結果的にただ泳がせているだけ。ということが多々あると思います。
非常に不幸な状況です。
でも、やむを得ない部分があるのも否めないと私は思っています。

そんな水泳が、今は施設の老朽化を始めとした問題に直面しています。
施設不足、指導者不足、授業からの削除…。
水泳界からすれば由々しき問題。
東西南北、海に囲まれたこの島国に生まれて泳ぎを教われない?
こんなことで普及が進む訳がありません!

こんな時代だからこそ、ダンススイミングだと思うわけです!(ドヤッ)

沖縄をダンススイミングの聖地にしちゃおう

ダンススイミング乗っ取り大作戦。
これしかない。
水泳後進県の沖縄だからこそ。
ダンススイミングを広く普及させて盛り上げてはいかがだろうか。

まず、沖縄は芸能行事が多い!
ということは、それだけ発表機会に恵まれています。
これはかなりのアドバンテージ。
旧正月から始まって。
ウマチー、シーミー、慰霊の日、旧盆、八月踊り、カジマヤー。。。
その時々に三線や太鼓の音が響く島ですよ。

で、地域にあるプールを使って子供たちやオジーオバーが踊る。
アメリカも踊る。
明るい沖縄が見えるなぁ。
盛り上がること間違いなし。

島唄が豊富なのも沖縄にとっては最高の環境。
だって、誰でも知っている地域の音楽があるんだから。
こんな分かりやすいことはないです。
伝統エイサーとのコラボだってできちゃう。
BEGINさんの「オジー自慢のオリオンビール」
イクマさんの「ダイナミック琉球」
安室ちゃんの…えーと…まぁなんでもいいや。
これらに合わせてプールでダンススイミング!
プールサイドではエイサー太鼓!
こんなコラボ、沖縄以外じゃ絶対できませんよね!
ひぇ~。想像しただけであがるなぁ。
めちゃくちゃ盛り上がりますよ。

結論、呼んでください。私をw

映画やドラマ「ウォーターボーイズ」
あれもダンススイミングといっていいと思います。
でも、かなりアクロバティックな要素を多く含んでいますね。
当然、そこには危険性も含んでいますし無茶はできません。

プールの中でやる以上、いくら呼吸が確保できると言ってもです。
水の事故と隣り合わせなのは間違いないところです。

だから、きちんとしたカリキュラムで段階指導すべきなんです。
簡単に考えてはいけない種目であるという認識は必要です。
分かるよねぇ?(護得久先生風)

私は、ダンススイミングを沖縄県にはじめて導入し指導してきました。
もちろん、私ごときだけでできるはずは到底ありません。
ダンススイミングの発案者である不破央先生の教えがあったおかげです。
しかし、その尊い教えのおかげで。
私なりに段階指導の心得を備えることができ。
安全に指導するノウハウを身につけることができたと思っています。

おかげさまで私の教えた生徒たちも高校生、もしくはそれ以上の年齢に達し始めています。
その子たちは今もダンススイミングが大好きで、その指導に携わりたいと思っているに違いありません!

ぜひ、お声かけ下さい。

水泳の普及のため。
ダンススイミングの普及のため。
今までのダンススイミングの経歴をフルに活用して盛り上げます。

地域行事にダンススイミング。
学校行事でダンススイミング。
記念行事にダンススイミング。
社内イベントでダンススイミング。
観光客向けにダンススイミング。
オジーオバーのリハビリにダンススイミング。
障がい者だって楽しくダンススイミング!
それこそNo Borderです!

なんでもやりましょう!
ぜひお呼びください!
全力で尽くさせて頂きます。


お…思わず熱くなってしまいました。
すみません。汗
でも、この想いがきっと誰かに届きますように。。。

以上、ダンススイミングのススメでした。
また連絡します。

スイミングスクールのない地域、水泳を教えられる先生のいない地域へ出向いて指導を提供し水泳を安全に楽しむ技術や水泳を通した健康づくりを普及させたいと考えています。ぜひ皆様のお力をお貸しください。