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エリートが貧乏人を見下す価値観|マイケル・サンデルのインタビューを見て

金持ちの子供に生まれれば、勉強する機会も時間もとれるが、貧乏な家に生まれれば、そもそも学校に行けなかったりして勉強する機会が少ない。
おのずと将来の職業だって変わってくる。
エリートたちは「成功は努力の結果」と言って、「貧乏人は努力をしていない」と見下す。
ところが「成功はほとんど運でしょ」とサンデル先生はおっしゃる。
コミュニタリアンだけあって、環境のさまざまな影響を抜きにして個人はありえないという考え方。

私もそうじゃないかと思う。
個人が努力するためには多くの外的条件が必要で、条件がそろっている人はその時点で運がいいのだ。
『銃・病原体・鉄』のジャレド・ダイアモンド氏も、特定の文明が発展したのは場所が良かったからと言っていた。
私だって日本人の中流家庭育ちだから、呑気に感想記事なんか書いていられるが、インドのカースト最下層生まれなら、道端で牛の世話をしなくちゃいけない。

どこに生まれるか?
これは私の努力の結果ではない。

そこを勘違いして金持ちが貧乏人を見下す価値観が支配的になれば、だんだん資本主義もやばくなりそうだ。
ひょっとするとマルクス主義が息を吹き返す可能性だってある。
そうなりゃ革命だ
ヘルメットかぶって角材持って金持ちの家に押し掛けるぞ。
麻生副総理の家なんかよさそうだ。だいぶ貯めてそうだもんな。

斜陽のメンタリストも金がありそうだ。
しみったれた謝罪で済むと思うなよ。他人を見下すなら金を出せ。
ダイゴ特別給付金だ。前澤ナントカに負けるな。気前良くいけ。
ホームレス1人につき10万いこう!
金もらったらみんな文句は言わないよ。
次のYoutubeの企画はこれで決まりだメンタリスト。
再生回数伸びるぞ!

というのは冗談で。
マインドフルネスもいいけど、やっぱり仏教は慈悲を大事にしてますから。
智慧を磨いて、自分も他人も同じ生き物という視点を得るわけです。すると自然と慈悲も湧いてくる。
マインドフルネスをやって「自分だけが分かっている」ってな感じで思い上がると、自分も周りも悲しい目にあってしまうのじゃないかと思いますよ。

楽しくいろいろやってます。ちょっと古めのゲームとか音楽とか映画とか好きです。最近は瞑想が趣味。よろしくお願いします。