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「さみしさ」という鋳型
「寂しさを感じているが実際に人と会うと疲れるというタイプの人は、『交流をもっと持たないと』という観念にとらわれず、無理に友達の幅を広げようとしないほうが、結果としてQOLは上がるのではないか」という趣旨のツイートを見て、たしかにそうかもしれないと思うなどした。
過去のエントリでも何度か話題にしたことがあるけれども、この「さみしさ」というのは仏教で言われる「渇愛」と似たところがあって、単なる一時
「明るい」人は助けられる
もう大昔の話だけど、友人関係にある二人のうち、一人は徐々に社会的に評価されるようになり、様々な形で「認められ」て各所に露出するようにもなったのだけど、もう一人のほうはそれに比べると鳴かず飛ばずで、そうこうするあいだに二人の仲もなんとなくギクシャクしているのを見ていたようなことがあった。
その二人の専門的な分野における能力差はさほどに大きくなかったというか、見方によっては鳴かず飛ばずだった人の
私の故郷の深海のこと――「両生」と「心のスペース」について
昨日のエントリでも軽く触れたことなのだが、沼田牧師とのツイキャス対談で、私は「相談というものがわからない」という話をした。相談が「できない」ということではない。そもそも「相談」という概念自体が、もちろん語義の説明なら可能であっても、実感としてはシンプルに「わからない」ということである。
相談が「できない」というのは、本当はそうしたほうが当人にとってはよりよいだろうと思われるのに、種々の理由に