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穿った見方をしてしまう【エッセイ】一〇〇〇字

一時期私はTwitterにハマっていた(半年前に凍結されてから発信はしていないが)。Twitterではどんどんフォロワーが増えた。Kindleを出版している人にTwitterを使って宣伝をしている人が多かった。だからなおのこと「Kindle作家」とアカウント名やプロフィールに記していれば自然とフォロワーは増えていった。また、Twitterでフォロワーを増やす技術(?)みたいなことを呟いている人が多くいてそういう発言にもクソくだらない影響を受けてしまった。たとえばとにかく「いいね」を押しまくるとか、リツイートしまくるとか、リプライは丁寧にするとかそういうどうでもいい小手先の技みたいなものが公開されまくっており嫌でも目に入ってきた。もちろん私はしなかった。

だからnoteに復帰して、毎日駄文を投稿していれば少しだけ露出も増えて知らない人からスキがつくと、そのTwitter時代の思考が悪影響して「見て欲しいから?フォローして欲しいから?」とか余計なことを考えてしまう。ごめんなさい🙏

私は基本、いいと思ったものにしかスキしないし、読みたいと思ったアカウントしかフォローしないし、Twitter時代にウンザリしたからKindle作家は嫌いで関わりたくない。また、noteの小説アカウントも上から目線の連中が多いので本当に鬱陶しい(俺はいっぱいいろんな作家の本読んでて凄いんだぜっていう謎のマウント)。

各種SNS(XやらInstagramやら)の「いいね」の説明文をよく読むと「いいね」の使い方は後で読み返したい投稿をまた見返すための機能だそうだ。だからTwitterで認知されるため、フォロワーを増やすためと言って「いいね」を制限限界まで押すという浅ましい方法を教えていた連中は間違っていたということになる。案の定だが。

こういうことをわかっていても「スキ」がつくと異常に嬉しい。一説によるとSNSの「いいね」の通知を受けた時の脳の脳波だか血流だかは覚醒剤のそれと似ているだのなんだのという似非科学的情報もあるほどだ。

覚醒剤を摂取したことはないので知らんが神経伝達物質(ドーパミン)の分泌量ベースでSEXの10倍だそうだ(テレビの情報だったから多少大袈裟だったようだ。ググるとそこまで高くないが、それでもSEXより遥かに多くの量が分泌されるのは確かだ)。それは脳が壊れてしまうよね。仕方ない。

ということはSNSを承認欲求のためだけにやっていたら、似たようなことが脳で起こっていてどんどん自分の精神を蝕んでいっている可能性がある。気をつけたいよね。

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