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農業を学べる場?

農業大学校

あまりに自分に農業の知識がなかったために、地元の農業大学校ではどんな事をしているのだろうと、気にし始めました。仕事中に卒業生に出会うこともあるのですが、聞いてもピンとくるような回答がありませんでした。「自分は果樹やってた」「卒検でパワポでグラフ書いて見せた。」「学生の時はバイト頑張ってバイクを買った」とかそいう返事の仕方でした。逆に自分が学生生活について聞かれたら確かにそんな答え方をしたかもしれません。

平日はだいたい自分も仕事をしています。農業大学校は土日には誰もいません。そもそも、無関係の自分がそこへ勝手に入っていって大丈夫なのかどうかもわかりませんでした。

家に帰ると地元のケーブルテレビの宣伝で農業大学校が社会人向けのコースを提供している事を知りました。よく見ると、数十万円の授業料が必要で、やはり長期間仕事を休まねばなりませんでした。

農業試験場

県内を散策していると、白地に青の道路標識で農業試験場と書かれているのを目にしました。職場への通勤中にも見かけてはいました。あそこはどんな事をしているんだろう。公的な機関だから税金を払っているなら堂々と乗り込んで行ってやれと思いました。場所によっては、門の入り口に「関係者以外立ち入り禁止」と書かれているところもあり、そこには行きませんでした。

なんとかシフトをやりくりして平日に休みをとりました。建物の中にはいろんなポスターが掲示されていました。建物の内部には図書室がありました。あとは一般的な事務所のような作りでドアを開けたら大きな部屋がある感じでした。しかし、窓口らしきものがありませんでした。このドア開けたら中の人が一斉にこっちみたりして。。。と緊張して退散しました。

窓からちょっと中を見てみると、学校の職員室のような感じで、公務員の方らしき人が何か仕事をしています。その時の自分の中の一番のハードルは、そもそも、一般人の自分がここに居てもいいのか?ということでした。結論をいうと、植物の調子が悪くなって原因が特定できない時にいく駆け込み寺のような場所で、そこは一般人も入っても構わなかったです。土の状態を無料で分析してくれたり、場合によっては最近有名になったPCR検査を植物にしてくれたりします。そんな事はどこにも書いてないので、あの時はそれがわかりませんでした。

ポスターの中には、研究発表会(一般公開)というものがあって日時が書いてあります。それを記憶して帰りました。

後日、その発表会に出向いて行きました。そしたら、病害虫をこうやって抑えたとか、新しいイチゴの栽培のための棚(地面ではなく腰くらいの高さに植えます)についてとか色々と説明をしていました。

その時にやっと職員の方を捕まえて、「すいません。ここって一般人が入ってもいいんですか?図書室って本を借りれるんですか?」と聞いて、だんだんと農業試験場について理解をしていきました。

園芸店

休日でも行ける場所は園芸店でした。園芸店にはいろんなものが置いてあります。規模の大きなところだと、肥料屋さんのプレゼンテーションが聞けたり、タネのカタログが置いてあったりしました。自分は買い物をすることもなくそれらをまじまじと眺めていました。

肥料にはいろんな言葉が書いてあります。「野菜を元気にする」「食味の向上に」「生育初期に」「土壌の改善に」

タネのカタログにもいろんな言葉が書いてあります。「食味良好」「作業性が高く」「病害に強い」

また。。この説明じゃ区別のしようがない...orz。しかもどれを見ても同じような言葉でしか表現されていなかったです。そして読めない漢字が出てきました。「極早生(ごくわせ)」「早生(わせ)」「中生(なかて)」「晩生(おくて)」;;職場の人に聞いて回りました。「極早生ってどういう意味ですか?」「早い手という意味じゃ」て?結局、その場では何を言ってるか分かりませんでした。

どうやって理解したのかもう覚えてないのですが、収穫の時期、今年の初ものとか言われながら出回るのが極早生と呼ばれる品種で、もうシーズン終わりという時期に収穫するものを晩生と呼ばれるようです。同じキャベツやレタスでも時期によってタネをまく品種が別れているという事でした。

ここまで右往左往してきましたが、次の記事でようやく体系的な説明ができる気がします。

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