高校生の本気は無限大　～プレゼント企画～

「プレゼント企画　～つながり～　」
保育・福祉コースでは、例年行われているインターンシップの介護実習や保育実習が新型コロナウィルス感染予防の観点から中止となり、福祉教育の学習の機会、地域や現場の方々との繋がりが絶たれてしまう状況になりました。そこで、3年生が主体となり、「つながり」をテーマに、なぜ実習ができないのか、実習で何を学びたいのか、そして、高校生のどのような想いを伝えたいのか、をしっかりと話し合い、「プレゼント企画」を開始しました。企画の内容としては、すべてが高校生の手作りであり、皆さんに楽しんでいただけるものを目標として、オリジナルカレンダー、マスク1000枚、パネルパズル、感謝動画、キャンドルと新型コロナウィルスの啓発活動の一つでもあるシトラスリボンプロジェクトにも活動の幅を広げて、それらをお世話になった多くの皆様にお届けする計画を開始しました。1年生から3年生までのコース全員で取り組み、各学年が課題を見つけ、自ら活動して、考えて最後まで挑む気持ちを忘れずにやりきることができました。連携がうまくいかず、失敗することもありましたが、一つ一つ3年生が主軸となり、試行錯誤を繰り返しながら一日一歩ずつ諦めることなく無事すべての企画を成功させることができました。高校生の発想やエネルギーは無限大であり「達成感」をしっかりと味わう中で、実際のお届けに向けての準備を開始しました。多くの施設等に直接訪問させていただく中で、現場の現状を知り、感謝の言葉を本当に多くいただくことがありました。わたしたちがプレゼントをした物品をご利用していただいている様子も教えていただき、高校での学びが地域・社会への貢献に繋がっていることに改めて気付かされました。今回の企画は、「コロナ」＝「できない」ではなく、高校生が一つ一つ日頃の感謝を紡ぎ、それを絆として、次の世代への「つながり」として活動することができた企画となりました。多くの方々にご理解とご協力をいただけたことにも感謝しております。

詳細は、菊華高等学校　保育・福祉コースのTwitter、Instagramもご確認ください。

学校の取り組みや高校生の日々の様子が少しでも伝われば幸いです。

河西博貴