ぼく2

詩集『ぼくはまなざしで自分を研いだ』第2章

詩集『ぼくはまなざしで自分を研いだ』の第2章です。
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 概要
『ぼくはまなざしで自分を研いだ』第2章
章題 短文集
原著 62~81ページ
※この章は通常の詩ではなく、言葉の断片・警句などの短文が収録されています。


  収録作品からの抜粋


子供であったという喪はまだあけていない。


   ♦

学校
僕は毎日ゆっくりとした落雷に打たれていた。


   ♦

僕は僕に顔向けができない。

   ♦

僕に何も教えなかった教師たちよ
僕に悲しみを授業してくれ
あなたたちから教わったならきっと覚えていられないだろうから

   ♦


世界中の人が目をつむっても
まなざしが閉じられることはない


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