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「建築士が築45年の中古物件を買ってリフォームしてみた」④ 建築士が中古物件購入!

おはようございます。設計部の室木です。
今回のNOTE記事は私が担当いたします。

私の記事では、「建築士が築45年の中古物件を買ってリフォームしてみた」として建築士主観での内覧の経緯からリフォーム完了後の住み心地までを連載記事としてリポートいたします。

建築士が物件購入! ...まじか!? 購入時編

さて、そんなこんなで購入に至ったわけですが、ローンを組むための銀行とのやりとりを進める中で以下のような想定外事案が3点ありました。
①2重家賃の発生
②火災保険でのミス
③駐車場が登記されていない?


①2重家賃の発生

「いや、それくらいわかるでしょ?」 
すみません、考えればわかることですが頭からすっぽり抜けていました。
当然、購入した家のローンが始まりリフォーム中の時期は、居住中の借家とローンの2重家賃が発生します。
大がかりなリフォーム中は住めませんからね。その時期が長くなるほど2重家賃に苦しむわけです。

今回は内部をほぼ骨組みだけにした大掛かりな工事でしたので家の取得、調査解体後の設計変更期間も含め、延べ5か月間の2重家賃を支払いました。

その分を総合計に考えてなかったので痛手でしたねーうっかり。


②火災保険でのミス
ローンを組む際に火災保険に入らないといけないんですが、向こう10年分を一括で考えると私で約45万円の金額となりました。(火災・地震を含む)

でもネットで検索すると35万円までくらいとかでも出てくるんです。
どこで入るかは自分で選べますので、安いところにしようと決めてギリギリまで放置していたのですが、いざ入ろうとすると「申し込みから保険加入まで〇日間必要」というのに引っ掛かりまして...ローン決済日に間に合わないことがわかりました💦
だって車の保険とかネットでしたら即日入れるじゃないですか!まさか即日不可だなんて・・・( ノД`)シクシク…
結果、高いけど期日までに加入可能な保険で選ぶしかなく10万円近く高い保険に加入いたしました。


③駐車場が登記されていない?
私も「どういうこっちゃ?」という感じでしたが、どうも前のオーナーが建築、登記したその後に掘り込みの駐車場(※)の追加工事をしたようで、登記簿にはその駐車場が記載されていなかったんです。
(※住宅の敷地が前にある道路より高くなっていて、その高低差を利用して車庫を埋め込んでいる状態のこと)
そのため駐車場があるのに非課税となっておりました。

ということは悪い考え方ですと「非課税ラッキー!」となりそうですが、そううまい話だけではなく。

売買の契約書にはその駐車場の記載がない=悪いオーナーなら「土地・建物は契約書通りに売ったが、契約書に記載のない掘り込み車庫は売っていない」と言い張った場合、我が家の車庫は私の持ち物ではないことになってしまう可能性があるのです。
(そんな人はまずいないと思いますが、法的にもめた場合、少なくとも自分のものになるのに時間がかかるかもです)

そのリスクを考えて契約書に追記載+登記を行いましたので、その登記料も追加でかかりました。
余談ですが登記したことで法務局から「以前から持ち主不明だったこの駐車場はこれからはあなたの物として課税しますよ!僕ら前から知ってたんですよ!ほんとだよ!」的な文書が届きました(受け取り側感覚www)

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以上のように、大きくは『お金の流れでの想定外』が重なりました。

こういった大きな買い物をする場合は、

貯金を全て頭金に入れたり、完全にローンに頼るのではなく

いくらかは手元で動かせるお金を残しておかないと

想定外!に対応できず住宅取得の流れが止まってしまうリスクがある(カモヨ)

という教訓です。


次回、建築士が物件購入!まじか!?内部調査解体 編 をお楽しみに!!


設計部 むろき

規工川建設株式会社

『家族と時間が育む家』
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