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規工川建設のおかんが紹介!現場監督編

こんにちは、おかんです。

今回は現場監督について~~~

皆さんは、現場監督とは何の役割をしてくれているか知っていますか?
資格で言うと、『施工管理技士』と言います。1級・2級とあり、1級が「監理技術者」、2級は「主任技術者」をするのに必要なんです。
「監理技術者」と「主任技術者」の違いは、簡単に言うと担当できる工事の規模や大きさが違います。つまり2級の「主任技術者」は受け持てる工事の規模が限られるということになります。
建築士の1級・2級も設計できる規模で分かれているのと同じような感じ、とお伝えすればわかり易いでしょうか。

では、実際に現場監督とは工事の際どんなことをしてくれているのか、お話ししていきますね。
建物を建てたり、リノベーションするとき、沢山の人達が携わっていることは、もうご存知な方も多いのではないでしょうか。
具体的には、設計者、大工さん、設備屋さん、塗装屋さん、クロス屋さんなどなど、工事期間に必要な人が入れ替わり立ち代わり来てお仕事してくれます。

「あれ?じゃあ、設計士さんと職人さんさえいれば、お家は建つんじゃないの??」
こう思う方も居るかもしれないですね。
まずは、それぞれの役割を噛み砕いていきましょう!

映画で言うなら、脚本を書くのが設計士、映画監督が施工管理技士(現場監督)、俳優が職人と言ったところでしょうか。

設計士さんは、どういう家を建てるのかを考えて紙に描き起こしてくれる人。
職人さんは、実際に形にして行ってくれる人。
現場監督さんは、その二つを結ぶ役割なんです。

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・設計士さんが描いてくれた図面を元に、どういう材料がどれだけ必要なのかの洗い出し。
・どういう作業が必要なのか。
・その作業に必要な職人さんの調整。
・工事期間のいつにどの職人さんが来てもらうのかの段取りを組む。
・竣工まで滞り無く工事が終わる様に現場での指示。
仕事の中身はこんな感じでしょうか。

他にも、施主の方にとって、とても重要な部分を担っているのです。
それが、以下の2点です。

①工事の予算の管理➡︎
「このデザインをするなら、材料のランクを変えないと予算に収まらないですよ。」とか「工法を変えたら予算に収まりますよ。」という提案をすることもあります。予算内で最大限、施主さまの希望を叶えられる様考えてくれるのです。


②図面から施主さまと設計士さんの意図を汲み取る➡︎
図面でどういう雰囲気に仕上げたいのか、デザインを最大限実現するためには「図面をどれだけ読み取れるか」が大切です。デザインを形にするのに最適な職人さん達に「いかに意図を伝えられるか」です。

施工管理技士さんの技量の差が出るのが、この2つ。
とくに②の方が、現場監督さんのセンスや技量の差が出るのが顕著かもしれないですね。
同じ図面でも、誰が現場で陣頭指揮するかによって、出来のレベルや雰囲気に違いが出るのは想像に難しく無いのではないでしょうか。

例えば、同じ図面から建てたのに、現場監督が違うと、出来上がりが「片方はなんとなく柔らかいイメージ」で、「かたやもう一つはシャープな仕上がり」になったりするんですよね、不思議と。
理由は様々あるので、勿論現場監督さんだけに起因するものでは決してないんですよ。職人さんに女性がいたり、職人さんの技術など、色々な要因の蓄積によるのですが、同じ図面から造った2つの建物の雰囲気が違いが出る事は事実あります。

それでここから、『設計士さんと職人さんさえいれば、お家は建つんじゃないのか??』問題について。

現場監督が居なければ、職人さんもいつ自分の出番なのか分からずに、なんとなくの予想で「この辺りの日に行けば良いかなぁ」と現場に来ても、仕事のしようがないですよね。コントでしかなくなっちゃいます(笑)。
例えば、クロス屋さんや左官屋さんは、水道やガスの配管・電気などの壁内部の工事が終わって壁が出来上がってからでないと、仕上げの壁のお化粧が出来ないのです。
日程の調整や「出番ここやで!」と指示してくれたり、どこをどうして欲しいということをキッチリ伝えてくれる人が居てくれないと、現場の工程は滞ってしまいます。
現場で図面のプランが急遽変更になることなんかも、しばしばあります。
急遽であったとしても、その都度臨機応変に「どうすれば実現させられるか?」を現場で1番頭をグルグルグル〜とフル回転させないといけない立場が現場監督です。
もしこう言った工程管理や職人さんの管理をしてくれる人が居ないと、例え工事期間を2ヶ月と決まっていたとしても、色々なタイミングのズレや行き違いで、「半年経っても終わっていないや~ん」なんてこと、余裕で出てきちゃいます。。。
『工期が伸びる=余計なコストが発生』と覚悟しないといけない事態にもなりかねません。

少しでも現場監督のおっちゃんの大切さ分かってもらえたら嬉しいです☺

注意したいことは、中には現場の職人さんにちょろちょろっと指示出して、「あとは適当に収めといて〜」で2〜3日に一回しか来ない様な酷い会社もあるということも頭の隅っこに置いといたほうがいいことですね。
各会社の仕事の仕上がりに対する基準(想い)の違いもあるのでしょうね。

設計士の思いがつくり手に伝わりづらいこともよくあります。
私たちは、それをくみとって伝えるということ、また同時にお施主さんの気持ちもくみとって入れ込んでいく様な仕事を心がけています。
安心してお任せくださいませ!!

規工川建設 取締役 兼 おかん きくがわ やち

規工川建設株式会社

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