フードロス解決なんて一言も言わず、ヴィーガンにも愛されるアノ品について。
「キクチさん、新たに餃子を試作したので食べてみてください。」と渡されて。正直、「うん、いわゆる緑黄色餃子だな。。インスタ映え狙いか。。」くらいに思ってたのだけど(すみませんw)。
なんだこりゃ美味いぞ。むっちゃ美味いぞ。。
安い肉の匂いもしないし、具もパンパン、ちょい皮厚めのしっかり系なのにやたら食べやすい。
お礼がてら問い合わせたら、「それ全部、野菜の皮とクズ野菜だけで作りました」「皮も、クズ野菜と野菜の皮の汁で色付けしました」
「肉は入れてません(!)」とのこと。
慌てて捨てたパッケージ見たら、ホントだ。。肉どころか動物性の油脂すら入ってない。カロリーは…豆腐以下。どういうことだ。ハラル認証すら楽勝ではないか。
ありえない。
たぶん僕のこの「ありえない(難しいチャレンジの意味)」を理解してくれる人は少ないだろうけど、ホントありえない。これが食べられるなら、(少なくとも大半の女子と僕は)餃子の○将にも、原○餃子楼にも行かなくなるだろう。
ダメダメ死屍累々な6次化でも、こういうレベルのものが数年に一回、彗星のように現れる。最近ではTakano Farmさんの「エアリーフルーツ」、外国人や駐在に根強い人気のある雲仙きのこ本舗の「養々麺」、ベテラン選手だと工房阿蘇ものがたりの「阿蘇ものがたり」あたりがそれだ。
この野菜餃子。量産体制が整えば、ベジタリアンやヴィーガン向けどころか、野菜嫌いの子供向けでも、給食向けにでも、飲食店向けにでも、もうどこにでも出せる。
しかも何がクールでロックかって、クズ野菜や野菜の皮や根を使ってます、なんてどこにも書いてないこと。
「美味しいか、リーズナブルか」のど真ん中で勝負している。社会に良いことへの共感や同情マーケティングを狙ってないのも、素晴らしい。
いやー投資したい(笑)!
できなくても応援しまくる!
来年〜再来年、きっとスーパーのコーナーの一角は占めてると思うよ、ということで。(今度届いたら皆で食べましょう。)お楽しみに。
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