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リモート映画を作ることにした。その5:映画はパズルの組み合わせ

これは現在進行形もリモート映画の制作日誌です。

今日、四人の役者に台本を渡した。二週間後に撮影をする。びっくりするぐらい良い役者が揃った。シーンは23あるが、これを二日間に分けて行う。誰が出るのか、昼なのか夜なのか、日が変わった時の衣装はどうするのか、などを一旦シーンごとに分けて考えていく。これをできる限りスムーズに行えるように撮影の日程に組み込んでいく。パズルをやっているのかというぐらいに難解だ。まだ短編だし、全てを在宅で行うのでまだ楽だが、これが長編になって様々な場所で撮るということになったらとんでもないことになるだろう。とてもじゃないが一人でやることはできない。今その香盤表を作成しているのだが、これはこれで結構楽しい。僕は複雑なものや散らばったものを整理していくのが好きだ。そういう点では放送作家に向いているといえる。散らばったピースを組み立てて形にしていくのが作家なのだと思うからだ。意外にスケジュール管理をする仕事も向いているのかもしれない。まあこれもリモート映画を何としても完成させるぞ、と意気込んでいるからからだろう。

ひとまずシーンごとの演出を考えて香盤表を作ればあとは撮影するのみ。役者たちはセリフを覚えてくれるだろうから、あと二週間は楽になる。逆に言うと今日まで結構きつかった。企画書を作り、演出方法を考えながら台本を作り、オーディションをして役者を募る。これが終わったので、ひと段落したのでホッと一息だ。

撮影して編集になるとまた大変になるのだが、今はそのことは考えないでおこう。編集になると、「うわ、このシーンだめじゃん!」とか「うわ、あのシーン撮れてないじゃん」とか悲劇が起こってくるものである。0にすることは不可能だが、できるかぎりそれをなくしたい。まあ、また色々と問題は起こってくるだろうから臨機応変に対応したい。

役者の方も既に「こうした方が良いですよね」と意見をくれるのでそれを組み込んでいくつもりだ。役者が台本を読んで表現することが正解に近いと思っている。監督の僕はそれを作品全体として一本筋が通っているのか確認するだけだという考え方でいる。がんじがらめで作っていくよりも自主性を重じた作品は良くなっていく。前に映画を作っていた時に学んだことだ。とにかく楽しく楽しく。生き生きと。


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