放送作家が宣伝会議賞に1500本応募したら一次に何本通るのか

宣伝会議賞というのはコピーライターの登竜門で過去には糸井重里さんとか林真理子さんが受賞している。僕も3年ぶり2回目の挑戦をした。前回、初挑戦の三年前は100本位書いて1次突破したのが2本とかだった。もちろん1次止まり。その時も全部で40万本とかの応募があったので賞を獲るのは至難の技だ。日本に存在する全ての公募の中で一番倍率が高いコンテストと言っても過言ではない。

何で今回また挑戦しようと思ったかと言えば、自分でいろいろ挑戦していかないとダメっしょ!という気分になったからだ。今もいろんな公募に応募したり、分野を開拓している。みっともないかもしれないが、そうやってわずかでもいいから光を手繰り寄せたいと思っている。

言葉には相変わらず自信があるし、大学時代は大手広告代理店を志望していてコピーが好きだった。コピーライターで食いたかった。結局、誰もが知ってるあの代理店の最終面接で僕は落とされて、落胆し、その落胆の中でテレビという光明を見つけた。

今回は1500本応募した。

2000本応募しようと思ったけど途中で力尽きた。二月一日の雑誌「宣伝会議」を見に僕は秋葉原の書泉に行った。今年の応募数は62万?とかで過去最多と書いてあった。えげつない量だ。1次突破数は5555本で1%しか1次を突破できない。99%の作品は1次で消えてしまうという世界だ。

あまり期待しないで行った。期待しても期待通りにならなかった人生だったからだ。2階に売り場があって立ち読み。三年前もここで立ち読みした。自分の名前を探す。

結果→1500本応募して29本通過

だった。自分の名前を発見するたびに心拍数が早くなる。例えば、ホーチキの課題では8本くらい通ってた。苦手だったタグラインのFIXERの課題でも5本くらい通ってた。

正直に驚いた。

通過率はほぼ2%。平均よりも高い。専門的にコピーについて習ったことはない。台本を書いたり小説を書いたり番組の企画書を書いたり、そうやって力をつけた言葉の使い方や企画力が役に立っているのだと感じた。

こんなに通っているとは思わなかった。自分のコピーを見直して、どれが通っていそうか考えるだけでワクワクした。また自分の言葉に自信が出てきた。その実感だけでも生きていける。一本でも多く2次や3次を通過して、ファイナリストになりたい。何でもいいから賞を獲って、わずかな光を見つけたい。それを大切にあたためたい。

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