テレビのスタッフも若い感覚が前より評価されるようになってきた

こないだ会議でバチクソに褒められることがあり、若いということがテレビのスタッフの中でも重要になってきてるんだなと思った。そのことについてnoteを書いてみようと思う。

若いといっても僕は27歳だけど、作家としては若い方だ。

最近はテレビ番組の評価の仕方が変わり、とにかく若い人が見てくれる番組が評価されることになった。各業界、ベテランたちの「若い奴らってこういうのが好きでしょ」で作るコンテンツはロクなことがないと聞くけど、テレビではここ最近わりと若手の意見も重宝される地合いになった。

それで、僕もこうやってnoteに文章を書いてるぐらいだから、日々あらゆる媒体で若かったり初々しいコンテンツと触れ合っている。20代や10代が何に興味があってどんな流れの中で生きているのかも肌感覚でわかる。それは僕がプライベートの活動で10代の学生たちの話を聴き続けていることも影響しているかもしれない。

テレビが13~49歳までの視聴率を最重視するようになり、番組もその層に刺さるコンテンツを作ることが最重要事項となった。

コアターゲット、キー特性と言われる指標だ。

今までよりも少しだけ、もしくはかなりフレッシュなアイデアで番組を作っていかないと時代に取り残されてしまう。若手の作家の言ってることなんてあまり相手にされないことも多いが、この事情によってむしろ若手のネタや企画にも真剣に向き合ってくれるケースが多くなった。

そこで僕は僕なりに若者に刺さると思ったものを宿題を提出するようになった。今までは番組のテイストに合う保守的なものばかりを送っていた。だから僕だけいつも異質だったりしたんだが、僕はいつ放送作家なんて辞めてもいいというスタンスで生きているので基本的に何も怖くない。

それが結果的にPに「ここ数年で一番良かった」と言わしめる結果を生んだ。

若い感覚や若い情報があることが評価されたのだ。

テレビ番組も基本的には年功序列なのだが、このコアターゲットとキー特性の新指標によって若手の発言も重要視されるようになった。これほどありがたいことはない。

ただし、僕もいずれかはこの若い感性が失われる。もうすでに失われつつある。そういうのが無くなってしまった時、僕には何が残るのだろうか、と考えることもある。

いずれにせよ、そうやってフレッシュさを求められることで僕のような若手も輝けたりする。テレビもそういう地合いになってきているので、そこで働くこともなかなか悪くないよと思ったりする。


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