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あの頃の不安だって──2018年6月

6月の日差しが照りつける窓際で。飲みきったカフェラテの容器に残る氷をぐるぐるまわしながら、彼女は首をかしげた。

「どこかの組織に属していないことは、不安じゃないの?」


はて、考えたことがなかった……と思った。

それくらいに、「組織に属していないことへの不安」なんて感じる瞬間がなかった、4ヶ月のフリーランス生活。


いま思い返せば、組織に属していた頃のほうが不安だったなあ。

このまま自分の時間が自分の手からぽろぽろこぼれ落ちていく毎日を過ごすのだろうか。
このお金を受け取るに値する仕事をしていないと自覚していながら甘んじてお金を受け取り続けるしわ寄せは、どこにくるんだろうか。

そんな不安が、よりクリアに「自分次第」になったことのポジティブな意味のほうが、「組織に属していないことへの不安」よりもわたしにとってはずっと大きいんだろうな。仲間、チームがだいじっていう話とはまた別で。

あとはもうひとつ。


もはや「〜の友だち」って区切る意味もないくらいに、人生のさまざまな段階でさまざまに出会ったすきなひとたちが、わたしにいっぱいの愛を注ぎ、栄養になる言葉を与え、「ただ生きているだけでいい」と居場所をくれているから。

お声がけいただいたおかげで、6月もそういうひとたちといっぱい会える月になりました。

本当に、たくさんたくさん甘やかしてもらっているから、その分わたしが好きなこと、わたしの頭の使い方とすごく合っていることに自分の人生の時間を注ごうと思う。


「恩返し」なんていい。同じくらいの年齢になったときにあなたが同じように年下のひとに相談されたら、そのときにあなたが言えることを言ってあげて。

届かないくらいのあなたが、そう言ってくれたように。

6月の軌跡

漫画家・桜沢エリカさんへのインタビュー記事を書きました。なんのために働くか、エリカさんの言葉がすごく心に残っていて、ここから「自分が誰のために働くのか」を本気で考えはじめた気がする。

知美さんと「地元」の物語、前後編でお送りしました。知美さんの心にある「さびしさ」と、それでもひとに「おかえり」を届ける姿勢。知美さんのお話がじっくり聞けてうれしかったなあ。

書きました。
ここから本格的に、FUJIFILM「写真と、ちょっといい暮らし。」の毎月4本の記事制作にジョイン。タクロコマさんと一緒に担当させていただいています。他の記事では考えないこともぐるぐる考えながら進めていて、頭を鍛えてもらっている感覚がある。

インスタ映え企画を次々と仕掛けている東京マリオットホテルの総支配人を取材して、書きました。こういう大きい組織のトップとお話できる機会ってなかなかないから、組織のつくり方を教えてもらってとっても勉強になった。

ずっと編集を担当させていただいている佐田さんと、初めましてのオンラインMTGしました。うれしすぎる。

これ何度見てもだいぶかわいいな〜。編集担当しました。

オンラインコミュニティSUSONOでお世話になっているムハンマド氏を撮影しました。

一部撮影したり編集したり。糸井さんのおかげで、初めてのインタビューのときも緊張しないでいられた。

ウェブメディア立ち上げました。そして更新が止まっています。つまり私のせい、頑張ります。でもひとつをきちんとつくっているちいさな自負はある。

一つ目の対談記事は考えるヒントがあるし、二つ目のインタビューはすごく元気が出るので、ぜひ読んでもらえたらいいな。書いて撮りました。

書きました。こちらもタクロコマさんと二人でつくっています。当たり前なのかもしれないけれど、二人だけでちゃんと記事をつくれてきているの、うれしい。お力をお借りしてばかりですが!とにかく背景のねこ様がかわいい。

かっこいいお二人を取材しました。フルで一人インタビューは初!楽しかったです。記事執筆がんばります。

6月4本目のFUJIFILM記事はこちら。スタイリストさんに入っていただくと相当かわいくなることをいつも実感していて、写真を見るだけでテンションが上がります。プロってすごいな…!


こうして見てみると、6月は種まきしていたものを世に出すことの多い月だったんだなあ。
そして6月後半の〆切いばら道をくぐり抜けたら急に暑くなって、気軽にダウンしてしまったんだった。


夏バテも抜け出したので、がんばっていきてまいりましょう、7月。

言葉をつむぐための時間をよいものにするために、もしくはすきなひとたちを応援するために使わせていただこうと思います!