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気功と感情|ネガティブな感情の扱い方についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

ある日の
盛鶴延先生の
気功教室でのことです。

その方は
気功を始めて
2〜3ヶ月という
20代の女性です。

盛鶴延先生が
いつものように
教室に参加している皆さんに

何か質問はありませんか?

と尋ねた際、

「はい!」

と手を挙げて
こう質問されました。

「家でも
 気功の練習を
 するようにしているのですが、

 站桩功(たんとうこう)
 をしていると
 ネガティブな感情が
 どんどん湧き出てきます。

 そのまま続けていて
 問題ないでしょうか」

站桩功とは
じっと動かずに立っている
気功法です。

站桩功の
「站」とは動かないこと。
「桩」は根を下ろして立つこと。

静功が
「座る禅(坐禅)」
と言われるのに対し、
站桩功は
「立つ禅(立禅)」
とも言われ、
禅のひとつのやり方です。

盛鶴延先生は
彼女の話しを
じっと聞かれた後、
こう答えられました。

問題ないですね。
 
むしろ
出ない方が
おかしいですね。

そして
こう続けられました。

例えば
目の前に
美味しい料理があった時、

「いいですよ。
 どうぞ。どうぞ。
 あなたが食べてください」

という、
これは嘘つきですね。

美味しい料理が
目の前にあったら
ぱっと手が出る。

これが
当たり前ですね。

人間は
半分動物ですから。

でも、
実際はそうしない。

それが
教育、教養、宗教です。


つまり、順番があるのです。


そして
教室のみんなを見ながら
こうおっしゃいました。

人間は
必ず罪なところがあります。


全く罪がない善い人は
世界中探しても
絶対にいません。

その罪が
男女関係の罪なのか、
お金関係の罪なのか、
お酒なのか、
戦う罪なのか、……。

それは
人によって
いろいろあります。

でも
私は何も悪いことをしていない
という人間はいません。

そして
彼女の方を見ながら
こうおっしゃいました。

人間は
誰でも罪がありますが、
そういう
罪の意識があって

でもこれは
ちょっとよくないなぁー。

という意識があれば

それは
とてもよいことですね。

ばーっと
出ている方がよいと思います。

日本人は
そういう
ばーっと出すところは
少し弱いかもしれませんね。

今回は
自分の中から溢れ出てくる
ネガティブな感情を
どうしたらよいか
についてお伝えいたします。


***

気功の友人に
自発動功をして
邪気を出している
と言う方がいます。

自発動とは
身体の内側から
湧き上がってくる感覚に
任せて動く気功法です。

自発動功には
決まった動作はありません。

ある人は
その場をぐるぐる回転したり。

ある人は
首や肩を回したり。

人それぞれです。

彼女は
毎朝、40分ぐらい
自発動功をするそうですが、

とにかく
邪気を出して、出して
出しまくるそうです。

気功をする前、
心の中に
いろいろなモヤモヤが
重く暗い感情などが
溜まっていても、

自発動功で
全てを出しまくると

どんどん
空っぽになっていって

終わった時、

「あれっ?
 自分は何を
 悩んでいたんだっけ?」

という
感じになるそうです。

そうして
空っぽになると
ただ、ただ、
感謝の気持ちが
湧き上がってくるそうです。


自発動功について
ある日、
盛鶴延先生は
こうおっしゃっていました。

自発動功は
いわゆる
懺悔法だね。

身体と魂の懺悔法。
それが
自発動功だね。

自分の中に溜まっている
ネガティブな感情や
どうしようもない
気持ちなども、

どんどん出す。

とにかく出す。

出して出して
出しまくる。


ぱーっと
出した方がいいね。

盛鶴延先生の
この言葉を
思い出すたびに
とても安心します。

毎朝
自発動で
邪気を出すという
気功の友人は
こうも言っていました。

「毎日、
 毎日、
 気功をするでしょう。

 で、
 すっきりするのだけど、

 翌日には
 また、溜まっているの。

 だから、
 翌朝も気功をするの。

 だから
 毎日、
 気功をせずには
 いられないのよ(笑)」


日々、
修行ですね(笑)。

では、また!

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