気功と呼吸|ポイントは息の吐き方です。気功の呼吸法は、新陳代謝をゆっくりにして、健康にします。
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室のお話し、参加者の体験談、『気功奥義』シリーズを編集しながら教えてもらったことなど、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。
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気功は
ゆっくりと呼吸しながら
ゆっくりと動作をし、
新陳代謝をゆっくりにします。
人間は生まれた時、
元の気(元気)を持って
生まれてきます。
そして
その元の気を使って成長します。
そして最後、
その元の気がなくなってしまった時、
死を迎えます。
元気に長生きするためには
元の気をなるべく使わない、
元の気の消耗を抑えることが大切です。
元の気の消耗のスピードが
速すぎる人は短命です。
元の気の消耗には、
肉体的な消耗もありますし、
心の悩みに消耗しすぎる場合もあります。
気功は、
できるだけ元の気を消耗せず、
長く元気で生きるための方法です。
そのために大切なのが呼吸法です。
今日は、
そんな大切な
気功の呼吸法についてのお話です。
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ある時の気功教室で
盛鶴延先生はこうおっしゃいました。
そしてふっと窓の方を見ながら
自由が丘教室は
奥沢駅の近くです。
とはいえ、駅に隣接しているわけではないので
電車そのものは見えないのですが、
電車が通過する音は聞こえます。
ちょうどその時も
電車が通過する音が聞こえました。
その音を聞きながら、
そして教室に参加している私達の方を見ながら
そうおっしゃいました。
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気功において呼吸法は大切です。
気功の呼吸と普通の呼吸では
効果が違います。
私達は普段肺呼吸をしています。
でもだいたい肺の1/3ぐらいまでの
浅い呼吸をしています。
気功の呼吸は
もっと深い呼吸です。
もっと深く、
もっとゆっくりとした呼吸です。
新陳代謝をゆっくりにします。
気功では
吸う息が1だとしたら
吐く息は2~3と長くします。
ゆっくりゆっくり吐きます。
ただ、
最初のうちは
なかなか吐くことが難しいかもしれません。
吐こうと思っても
吐き続けられなくなるというか、
苦しくなるというか。
少なくとも私はそうでした。
吐けない。
吐き続けられない。
その時、
盛鶴延先生に秘伝(奥義)を教えてもらったのです。
ものすごく簡単なことですが、
これだけで随分、違います。
そしてもうひとつ
とっても大切な秘伝があります。
ゆっくりゆっくり
スーっと吐く。
スーッと息を吐くと、
ゆっくりゆっくりと
吐き続けられると思います。
私の場合は
息を吐こう、吐こうと
一生懸命頑張っていた力がスーッと抜けて
とても楽に吐き続けられるようになりました。
みなさんはいかがですか?
***
こういう呼吸の奥義は
わかってしまえば、
そういうことね。
と、とても簡単なこと
のように思えるのですが、
自分で見つけ出すのは大変です。
それこそ、盛鶴延先生が
ものの数秒で教えてくださることを
私たちが自力で見出し、習得するには
ものすごい時間がかかることと思います。
今回の息の吐き方も
教えてもらえば
なるほどね、
と思いますし、
やり方も簡単です。
教えてもらった
次の瞬間からできるようになります。
でも、知らなかったら、
ずっと、
吐けないなぁ、吐けないなぁっと
悩み続けていたと思うのです。
私は
それが奥義なんだと思います。
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気功の動作は
全てこのゆっくりとした
呼吸に合わせて
ゆっくりと行います。
ゆっくりゆっくり
できればできるほど
効果が高くなります。
ゆっくりゆっくり
できればできるほど
上級のレベルになるそうです。
達人のレベルになると
1分間に2呼吸ほどしか
しないそうです。
きっと
同じ1時間を過ごしていても
全く時間の流れが違うのでしょうね。
では、また!
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