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目が疲れた時、「目に気を入れる気功法(耀眼佛光)」がおすすめです。ポイントは力を抜くことです。

中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談など、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

TVでドラマなどを見ていると
すごく上手いなぁって思う
俳優さんがいらっしゃいますよね。

そういう方は、
大概、肩の力が抜けている気がします。


会社でも
若い頃は肩に力が入っていて、
それはそれで初々しくてよいのですが、
ベテランになればなるほど
肩の力が抜けてきます。

そういう
肩の力が抜けた先輩が側にいると
心強く安心します。

しかし、この肩の力。
自分で抜くことはなかなか難しい。

その証拠に、新人に
「もっと肩の力を抜いて」
と言っても、
抜けたところを見たことがありません(笑)。

言われて抜けるほど
簡単なことではありませんよね。

私も、すぐに肩に力が入るほうなので
いつも難しいなぁと思ってます。

実は気功も同じなのです。

最初のうちは、
どうしても
肩に力が入ってしまうというか
身体の力が抜けないのですが、
力は抜ければ抜けるほどよいのです。

どんどん力を抜いて抜いて、
ほやーんとした感じで
できるようになると、
気の流れや感じ方が変わってきます。
と言われています。

でも、なかなか難しい……。

***

とここで
少し話は変わりますが、

私は編集という仕事柄、
パソコンでずっと作業をしているため
目がとても疲れます。

もともと
目がそれほど良くないこともあり、
目が疲れてくると
瞼のところが“ぴくぴく”してきます。

人にわかるか、わからないくらいの
微かな“ぴくぴく”なのですが、
この“ぴくぴく”が始まると
もう自分の意思では止めることができません。

ぴくぴく
ぴくぴく

ネットなどで調べると
この”ぴくぴく”は
不随意に起こる痙攣らしく
対処としては、
まずは目を休ませることらしいです。

でも休ませると言っても
だいたいそういう時は
追い込んでいる時が多いので
そうそう休ませられないし、
私の場合、
少し目を休ませたぐらいで
“ぴくぴく”がすぐに
回復するわけでもありません。

そんな時、私は
香り気功初級にある
「目に気を入れる気功法
(耀眼佛光 ようがんぶっこう)」
をします。


「目に気を入れる気功法(耀眼佛光)」

両手を筒を持つような形にして、
手を下から上に、
目から気を入れるようなイメージで、
目に気を入れる気功法なのですが、

ーーー

筒を持つような形をした時、
親指と人差し指をくっつけない、
親指と人差し指の間が
少し離れていることがポイントです!

ーーー

これが私にはとても効果があり、
だいたい“ぴくぴく”はおさまります。
(ただあくまでも私の場合です)

とても簡単なので
疲れ目の方のは
おすすめです!


たしか、
盛鶴延先生の『気功革命』シリーズを
編集されていた森田トミオさんも、
この「目に気を入れる気功法」は
お気に入りだったようで、
本の中でもおすすめされていました。

さて、
この「目に気を入れる気功法」ですが、
香り気功初級では
立ったまま、両目を一緒にやりますが、

歩きながら、
片目ずつ交互にやる方法もあるのです。

こちらも簡単なので、
ご参考までにお伝えしましょう。


***

まず歩き方です。

通常、歩く時は
左、右、左、右と
一歩、一歩、前に進んでいきますが、

この場合は、
左足を一歩前に出したら、
右足を左足の横に揃えます。
つまり、
左足と右足で合わせて1歩という感じです。

右も同じです。
右足を一歩前に出したら、
左足を右足の横に揃えます。
これで2歩です。

それを繰り返します。

こう文章に書くと複雑そうに思えますが
やってみるととても簡単です。
安心してください。

そして
香り気功初級では
先ほどのイラストのように
両手同時にやりましたが、
歩きながらやる場合は
片手ずつ行います。

先ほどの歩き方で
左足を一歩前に出す時、
左手で左目に気を入れる。

次に、
右足を一歩前に出す時、
右手で右目に気をいれる。
そんな感じです。

こう書くと
またまどろっこしくなりますが、
やると本当に簡単なので
一度お試しください。

もちろん
立ったまま、両目に気を入れる方法でも
この歩きながら、片目ずつやる方法でも、
どちらも目に効果的ですし、
お好みなのですが、

なぜ今回わざわざお伝えしたかというと、
実は、この片目ずつやる方法には
忘れ難い思い出があるからです。

あの日の盛鶴延先生の気功教室のことです。
どういう流れだったのか
盛鶴延先生が、
歩きながら片目ずつ交互にやる方法を
みんなに教えてくれることになったのです。

しかも、いつもは
私たち生徒は、盛先生と向かい合う形で立ち、
盛先生の動きを真似しながら
一緒に気功をするという感じなのですが、

その日は、
盛先生が最初にやり方を見せてくださった後、
生徒がやる姿を横で盛先生が見ながら
チェックしてくださるという形だったのです。

すごい!

なので私は張り切りました(笑)。


生徒は横一列に並び
教室の右端から左端まで、
目に気を入れる気功法をしながら
何回か往復し、
その姿を
盛先生が横で見てくださっていたのですが、

張り切った私は
一生懸命やりました。
肩の力、入りまくって(笑)。

その時、
盛先生は
奥の方でやっていた
ある女性の動作を見ながら、


いいねぇ。
力抜けているね。

やっぱり、長生きする家系の方は違うね。

と、とても嬉しそうに楽しそうに
おっしゃったのです。

実はその方は、
100歳近いおばあちゃんと
一緒に住んでいる方で、

そのおばあちゃんを筆頭に
皆、長寿な家系なのだそうです。

いつもおばあちゃんのことが大好きだと
言っていたその彼女の動きを見てみると、
確かに力が抜けているのです。

とても柔らかい。

多分、彼女もその時初めて
歩きながら「気を目に入れる気功法」を
習ったと思うのですが、

初めてだけど、全く気負いがありません。

ましてや私のように
盛先生に見ていただけるから、
と張り切ったりする気配も全くありません。

上半身の力が抜けていて
楽にすっ、すっとされています。

やはり、長生きする人は違う!!


***


気功は、
力を抜けば抜くほど
気が入ってきます。

「気を目に入れる気功法」も
自分で、気を目に入れるというより
向こうから、気が入ってくる感じの方が
断然、気が入ってきます。

それはやってみるとよく分かります。

すっ、すっ、と
彼女のように力を抜いて
向こうから入ってくる気を
受け入れるようにすると
目に気がどんどん入ってくる気がします。

でもこの力を抜くのは
なかなか難しいのですがね。

でもそう意識するだけでも、
少しだけ
力を抜けるようになってくる気がします。

お互い、
頑張りましょう。

ではまた!

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