気功の基本は立つこと
立つことで気が発生します。気功の基本は立つことです。座ってても寝てても、気を作ることは可能です。
けれども、一番気が発生するのは、立って気功を行っているときです。
そして、立つことによって気道だけではなく、筋肉や脳も鍛えられます。血流を良くするには、血流を促すポンプの役割をする筋肉が必要です。
人の体は、血液によって酸素と栄養が運ばれています。ですので、自分の能力を最大限に発揮するには、血流が良いことが必須です。
また、立っている時間が短いと、脳や体が衰えてしまいます。そのため、早死にのリスクが上がると言われています。
1日にトータルで、2時間以上は立っている時間があることが望ましいです。立つという事の大切さについて執筆します。
気功の基本は立つこと
立つことは負荷の軽い運動です。立つことで深層筋が働きます。深層筋には、表層筋と比べて、とても多くの毛細血管が張り巡らされています。
深層筋は、持久力を求められる筋肉です。そのため、毛細血管がたくさん存在します。毛細血管を流れる血液が、酸素と栄養が運んでいます。
そして、血液が毛細血管を流れるときの波動が気です。ですので、深層筋を働かせて、毛細血管の血流を良くすることで、効率よく気が作られます。
深層筋は、バランスをとって姿勢を保持する筋肉でもあります。二本足で立つには、バランスを保つことが必要です。
表層筋は、意識によって自分でコントロールできます。それに対して、深層筋は、無意識によってコントロールされています。
ですので、意識では動かせません。そのため、深層筋が働いていても、自分では気づきません。自分では気づきませんが、立っているときは、バランスを取ろうとして深層筋が働いています。
したがって、立つことによって、深層筋を働かせることができます。
また、表層筋が働くと、深層筋は休みます。そのため、深層筋を効率良く働かせるには、表層筋を休めることが必要です。
表層筋を休めるには、力を抜くことです。リラックスして、体を緩めることで表層筋が休みます。
要するに、効率よく気を出すには、リラックスして立つことです。これが気功の基本です。バランスをとることは無意識で行われるので、意識しなくて大丈夫です。
リラックスして立つ気功法と言ったら、タントウコウです。気功法の基本は、タントウコウです。
タントウコウは立つだけではなく、手を前に出します。その結果、前に出した手の位置を保持するために、上半身の深層筋も働きます。
そのため、タントウコウを行うことで、全身の深層筋、そして気道が鍛えられます。
高齢者に必要なのは筋力トレー二ング【気功】
「気功をやってみようかな」という方には、高齢者の方が多いです。そして、高齢者の方の話を聞いて感じたのが、筋力トレーニングの必要性です。
健康に必要なことは、良い生活習慣です。つまり、食事、運動、睡眠です。食事の健康法を取り入れている人は多いです。
食べるという事は快楽ですので、続けやすいからだと思います。それに対して、運動を生活習慣に取り入れている人が、凄く少ないです。
摂取した栄養を体に運ぶのは血液です。ですので、血流が良くないと、摂取した栄養が体に行き渡りません。
そして、血液の流れを良くするのは筋肉です。そのため、筋力トレーニングと言うと大げさかもしれませんが、筋肉に負荷を与えて、最低限の筋肉を維持することが大切です。
健康の基本は、「食事」「運動」「睡眠」です。この三つはセットです。どれか一つでもかけていたら、健康を崩してしまいます。
高齢者の方には、運動というのはとても難易度が高いです。運動部出身の方でも、やりたがりません。やっても続かない事がほとんどです。
けれども、健康寿命を長くして人生を楽しむには、運動は必須です。今は人生100年時代と言われています。
人生に定年退職はありません。最後まで自分を磨いて、人の役に立たなくては楽しくありません。人間は、ご飯を食べてのんびり過ごすだけでは、幸せは感じられません。
人が幸せを感じるには、「何かを学んだ」「誰かの役にたった」「今日も一日頑張った」という充実感が必要です。
筋力トレーニングは一番大変ですが、高齢者の健康維持に一番必要な事です。筋力トレーニングや運動と言うと、ハードルが高いかもしれません。
ですので、できるだけ自分で動くことです。健康の基本は、「立つこと」「歩くこと」です。
まとめ【気功の基本は立つこと】
立つことで気が発生します。立つことで深層筋に負荷がかかり、毛細血管の血流が良くなるからです。
毛細血管の血流が良くなると、気が作られます。ですので、気を効率良く発生させるには、深層筋を働かせることです。
そのため、気功の基本は立つことです。
さらに、力を抜くことで表層筋が休み、深層筋が働きだします。したがって、リラックスできる無理のない立ち方が、効率良く気を発生させる立ち方です。
立つという事には、深層筋が使われます。深層筋のコントロールは、無意識で行われています。そのため、自分では気づきません。
しかし、実際には倒れないようバランスを取るために、脳と深層筋がすごく働いています。よーく見ると分かるのですが、人が立っているときは、ピタッと止まっていません。
人はピタッと止まれません。前に傾いたり後ろに傾いたりしながら、できるだけ元の位置を維持するように、バランスを保っています。
テレビの番組で料理を紹介するときに、レポーターの方がハシで料理を掴んでカメラに映すシーンがあります。その時もやはり、手は前後左右に揺れています。
立っているときと同じように、前後左右に行ったり来たりしながら、できるだけ元の位置を保っています。
この働きは、脳の無意識の部分と深層筋で行われています。ですので、立つという事だけでも、脳と身体に刺激を与える、とても効果的な健康法です。
健康には運動が必要です。食事と睡眠だけではなく、運動も必要です。運動して筋肉に負荷をあたえる事で、筋肉は維持されます。
極端な言い方をしますと、筋肉が無くなったら動けなくなってしまいます。ですので、高齢者の方に必要な健康法は、筋力トレーニングです。
筋力トレーニングと言うと大げさですが、健康を維持するには、体を動かすことが必須です。
自分の体力や状況に合わせて、できるだけ「立つ」「歩く」ということが大切です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます(^人^) 感謝致します。