「エモい」

「エモい」という単語が世に拡がる前は、どんな言葉でその感情を人に伝えていただろうか?

「エモい」という言葉を知らない人にエモい写真を見せたら、なんと言うだろうか?

noteでエモいに関する文をよく見るのでふと思った。


私なりの「エモい」の意味は

・心が動かされること

・いくつかの感情(懐かしいや趣深い)などが合わさった一言では言いきれない感情

・想像が膨らむような情景描写

だと思っている。(無理にほかの言葉に言い換えるのであれば)

この一言で言い表せない感情を「エモい」とするのはすごく合理的で伝わりやすいなとも思うが、なんとなく勿体ないというか寂しい感じもする。

上手く言えないが
この素敵な感情を「エモい」だけで片付けてしまったら、国語力が無くなってしまいそうで、なんでも省略する馬鹿になってしまいそうで、時代の波に流されて考えることを面倒くさがる若者になってしまいそうで…

今の私のこの伝えたいのになんて言えばいいかわからない!という葛藤を「語彙力皆無」で片付けてしまうのはあまりにも呆気ない、と思うのと同じような感じがする。

Twitterの尊いマンガのリプにいる画像を貼るだけの人にはなりたくないという、私の中の変なプライドだ。


「エモい」と言うのを批判しているのではなくて

「楽しい」を「心が踊ってうきうきする」と言うように
「悲しい」を「心が沈んで泣きそうだ」と言うように

ひとつの感情の単語で片付けるのじゃなくて、たまにはちょっと他の言葉で言い換えてみるのもいいんじゃない?
ってことです。笑

せっかく日本語は綺麗なんだから


あぁ、この文章全然エモくない。


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