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夏至の日に寝込み、そして泣く。

私の夫はアラブ人である。
ムスリム。いわゆるイスラム教徒である。

夫は、正式な日本滞在ビザが取得できていないため、今は海外に暮らしている。

超遠距離夫婦である。

仮にも私は保守派の人間。
どんなに一緒に居たくとも、正式な日本滞在ビザ(配偶者ビザ)を取得できた後に、胸を張って入国してもらい、一緒に日本で暮らしていきたい。
そう思っている。

だからこそ、
だからこそ!
私は、不法滞在者の問題には、かなり執拗に反応する。入管法改正にも賛成し、もっと厳しく施行されるべきだと考えるのである。
犯罪者は強制送還されるべきであると。

法律を守っているからこそ別々に暮らさなければならない、私たちのような夫婦から見たら、不法滞在者など、とんでもない犯罪者である。

明日は満月

さて。今日は夏至の日。

何だか特別な気分になる。

先日、プーチン大統領の北朝鮮訪問が報じられた。
夫はアラブ人なので、どちらかというと、プーチン側の主張も否定しないナショナリストだ。

ただ、夫はかなり世俗的なムスリムなので、妻である私に宗教を強要しないし、一緒に酒も飲むし(お義母さんには内緒というけれど笑)、世界の政治の話も正直にする。
年老いた私は、夫の子孫を残せない。それも問題ないと言う🥲

今日は、2人で話していて、
プーチンの話から、朝鮮半島の話からの、大東和戦争の時の日本のアジア侵略の話となった。
(夫婦でする会話かいっていうぐらい濃ゆいけど)
フィリピンでの日本軍の侵略はどうだったか?という夫からの問いに、日本軍のフィリピン侵略には賛否両論あり、日本軍もマニラに立てこもり、民間人を殺してしまった事実はあるも、実はアメリカ軍もかなりの現地人の虐殺を行っていたのではないかと言われていると説明した。
日本軍には、フィリピンを焼け野原にするような武力など、残っていなかったからだ。

そんな濃ゆい歴史の話をした後、日本の戦後の自虐教育の話をした。
原爆投下の話もした。
夫は広島を訪れたことがある。かなり衝撃を受けただろう。

アメリカは日本から教育を奪った。
だが、日本語や、日本の神道を、アメリカは消すことはできなかった。と、夫にある動画をYouTubeで見せた。

そして、"トホカミエミタメ"という祝詞を教えた。
夫は始め笑っていたが、そのうちすごい!と衝撃を受けていた。

"こんな日本、知らなかった"
と、彼は言った。
凄まじい信仰心。いや、信仰というか習慣なのか。民族の血の中に埋め込まれた何か。

イスラム教にはイスラム教の信仰心があるだろう。
ただ、国や子孫を想う気持ちは同じだ。
イスラム教は過激なテロリストばかりが報道されがちだが、テロリストや過激派は、どの国でも過激だ。そういうグループなのだ。

私は、夫に日本の素晴らしさを伝えた時、夫が感動してくれるのが、嬉しくてたまらない。

夫が言った。
"You are defending Japan.
Daijoubu.
Me too.
I like Japan."

涙。

"守る"なんて、まだ全然できてないけど、もったいない言葉。

体調がすこぶる悪く、朝から頭痛と嘔吐に苦しみ、仕事を欠勤してしまった夏至の日。

吐き気も治り、蕎麦を食らう。
夫と堰を切ったように話す。
そして、夫の優しい言葉に泣いた。


日本は、先人の知恵により守られている。
今、洗脳教育から目覚めたひとりひとりの日本人が、この地を守る時代が来たと感じている。

太陽信仰 レイライン

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