日本の風習?わたしは贈り物の文化が苦手

先日、母の日でしたね。

みなさんの温かい投稿を見ていてホッコリするのですが、私はまだ贈っていません。母にはとても感謝してるのですが、何を贈っていいのか迷っていたのと、コロナ自粛で買い物に行けなかったから・・・って言い訳だ(汗)

昔から、人にプレゼントするのが苦手。

結婚してからは特に親戚に何かを贈る場合とても悩みます。そしてここ最近は、ダメだろうけど、こっそりフェイドアウトしてます。


お中元やお歳暮なんて、そんなに必要ですか?

出産祝いや入学祝いはわかるけど、祝い返しって必要?って思ってしまう。

贈って、お礼の品を贈っていただいて、なんかもういいんじゃないかなぁと。昔のように、バブル時代じゃないし、ハッキリ言ってそんなに余裕もない。

海外でも、こんな風に、しきたり的なものってあるのだろうか。


贈答文化???日本人特有の感性


日本人は、人から何かを頂くと、お返しする人が多い。

それは「贈答」だから。

「贈」は贈る、「答」はお返し。

それが、古くからの日本の風習なんだ。

子供の頃、親戚のおばちゃん達が、

「つまらないものですが~」

「何も気を使わないで~」

そんなやり取りをしてる場面に出くわしたことがあると思う

そして、いただいたからには、あの日のお礼にと、また品を贈る。


日本の贈答文化のはじまりは、農耕社会で、「収穫したものを分け合う」という双方の関係を築いてきたからのようだ。

贈り物の包装にも、日本人ならではの作法があり、祝儀と不祝儀でも折り方が違うらしい。

ラッピングにこだわるのも、折り紙という文化が日本にはあるから。

贈り物=内容+ラッピング+お店の価値+手間

日本では、こんな感じの方程式になるようですが・・・開ける時も、包装紙を破かないように開け、包装紙は取っておくこともある。

しかし海外では、いたってシンプルのようでラッピングはあくまでちょっとしたサプライズ。自分でかんたんに包む程度で、開ける時も贈った人の前でビリビリと破って開ける(よく洋画や海外ドラマで見るシーン)。

素敵なラッピングはやっぱりテンション上がるし日本の文化は素晴らしいけど、贈り物は大変だという気持ちになる。


日本と海外(英語圏)の「贈り物」の考え方の違い


日本は、贈る相手と立場に重きをおく

友達同士だと、どれぐらいの距離関係なのか

会社の人だと、上司なのか同僚なのか

相手の年齢や仕事、家族構成などなど気にして・・・

上司であれば、高価すぎてはいけない、失礼があってはいけない、など考えるだろう。

あー、やっぱり めんどくさいっておもう

一方海外では、日本ほど立場は考えず、贈りたいから贈る、贈る時期だから贈るといったように、自分の気持ちに重きをおいてる。

クリスマスやバレンタイン、誕生日には、まずカードを贈るようで、プラスαの気持ちでプレゼントを贈る。贈るもの自体に意味をもたせたりするようです。物だけに限らず、「一緒に体験する」ということも大切にしてるようで、観戦チケットやコンサートチケットを贈り物にすることもあるそうです。


調べてみると祝い事で贈ってはいけないものが、たくさんある


エプロン⇒「もっと働きなさい」 母の日の定番だけど・・・

⇒「苦」と「死」を連想させるから

オルゴール⇒関西では「カップルが別れる」という都市伝説がある

⇒「人を結びつける」という意味で良い意味があるいっぽうで、高齢者に贈る時は注意が必要「三途の川への橋渡し」「早くあの世へ行ってほしい」と意味に繋がってしまうこともあるそう

靴下⇒「踏みつける」「見下す」 先日、両親に贈ってしまった(汗)

鏡、ガラス、陶器、刃物⇒「仲が壊れる、避ける、切れる」という意味で 結婚祝いでは避ける

ハンカチ⇒漢字で書くと「手巾」なので「手切れ」「縁を切る」との意味が隠れてるそう・・・知らずに、よくハンカチをプレゼントにしてました(汗)

ライター、灰皿、ストーブ、赤い花⇒「火事」を連想させるから新築祝いにはNG

調べるといろいろ出てくるけど、そこまで世の中の人は考えてるのだろうか。そんな風に裏をかえして考えてるのだろうか・・・やっぱり贈り物をするのは、めんどくさいしちょっと怖い気もしてくる・・・


なぜわたしが、贈り物を苦手とするのか


きっと性格的なものだと思うけど、果たしてもらって嬉しいのか、喜んでくれるのかと人の反応ばかりを気にしてしまうから。

わたしは、比較的なんでも喜んでしまうタイプの人間で、プレゼントをもらうと、もちろんテンションが上がる。包装紙も捨てることができない。子供からもらった絵も捨てられない。

でも、みんなそれぞれ違うと思う。

悩んで選んだプレゼントを喜んでもらいたいと思ってしまう。そこに重きをおきすぎてしまって、贈り物を通してのコミニュケーションを楽しめないのだとおもう。

堂々と、「わたしがあなたに贈りたかったものです」と胸を張れたなら贈る側の自分も楽しめるのだろうなぁと思う。

あと、めんどうだと思ってしまうのが、やっぱり昔からの日本の風習。遠い親戚にまでお祝いや年賀状を贈る文化。

感謝の気持ちだけで十分なのに、物を贈るのが当然となってる風潮。誰が儲かるのかって製造業や小売業だと思うし、そうやって経済が潤ってるのもわかるけど、本来の「感謝を伝える」という根底のものを忘れてはいけないとおもう。


さて、母の日のプレゼントを1週間遅れで贈ってこよう。



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