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20年12月19日(土)「500年後」

在宅ワークがこうも続くとPCに向かいながら1人でポケ〜っと考える機会が多くなるのです。
外は青空、道行く幼い子と母親の笑い声。ポカポカと身を包み込む日光を浴び続けた僕は意識が浮かび上がるのを耐えて上司からの業務連絡に反応する。
なになに?報告レポートに以下のデータを添付してください?…はいはい。僕も立派な社会の歯車になったぜ。一応は褒める。

仕事なんて人生の暇つぶしだ。そう言った人物の名前は…知らない。聞いたことあるだけ。でもそれは真理だと思う。チャット上では自分の知らない人が知らない人と業務連絡の信号を送りあっている。僕は「早く6時間経てー」と終業時間を迎えた自分を羨ましく思えるほど不満足なのだ。

そんなとき、ふと思った。「500年後の日本はどうなっているのか?」根拠もない僕のただの憶測と妄想のオンパレードだがせっかくなのでここに綴ってみた。

まず、社会のほとんどで労働というものがなくなり全自動化と機械化になっている。農業も工場もロボット。そのロボットのメンテナンスもロボット自身が故障箇所を感知しメーカーに部品を発注。人間は1ヶ月に1度くらい正常に稼働しているかチェックするだけでいい。

次に貧富の差は固定化されている。機械化を実現するメーカーと科学者、そして出資する投資家と政治家以外の庶民は、全員がロボットが作った作物や商品を消費するだけの存在になっている。そしてそんな庶民の収入は政府によるベーシックインカムによって賄われる。経済を回すためだけに金を配られ消費する。教育は理系オンリーとなり文系学問は単なる娯楽として成り下がる。そもそも学がなくとも生きられるので教育科目は道徳と体育のみ。そして一部エリート理系学生だけが大学までの「進学」をするのだ。

次に医療。これも医者ではなくAIが主流となる。バイオ細胞の技術が発展してガンになった身体はその部分を、バイオ技術で再生させる。副作用もない。老化すれば若い細胞との交換も可能になるので理論的には老衰がなくなる。つまり不老不死が実現する。しかしこれをできるのは当然一部の金持ちのみ。庶民は金持ちのために消費し経済を回し100年ちょっとで死を迎える。

となると、人口の調整としてエリート層の子どもは遺伝子がデザインされた美男美女の天才たち。ちなみに庶民は消費物なので生殖行為は行わない。SEXは金持ちだけの道楽となり能力的に劣ってしまった子どもは下層庶民にいかされる。無論、下手に無能な人間を増やさないために去勢済み。

…ふぅ。疲れたのでやめる。

もろもろ破綻してるけど、結構書けたのに驚いた。不老不死が可能なら宗教観、死生観も変化して多神教化もしてそうだな…。当然、外国との覇権争い、独裁国家の台頭を想像できるわけで…。そんなこんな自分の存在しない世界を想像してたら30分経っていた。

終業まであと5時間30分。とりあえず僕は僕の時代で、僕の好きなことに囲まれるベストな人生を送りたい。
それだけを考えることにした꒰ ´͈ω`͈꒱

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